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(注:本映画時評の評点は,上から,,,の順で,その中間にをつけています。) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
力量は疑問だが,『トワイライト』ファンにはオススメ |
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先月と同様,映画としての世評はそう高くないが,VFX的に見どころがあるのではと期待した2作品を,当欄ならではの視点から論じてみよう。結論を先に言えば,この2作品の共通項は「既視感」だ。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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さて,残るは狼の表現だが,これがお世辞にも褒められた描写ではなかった。この監督の要求水準が低く,CGに割く製作費を抑えているのだろう。自慢できるレベルではないのか,スチル写真すら公開されない。映画としては素直に楽しめるが,当欄としては減点評価だ。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
またかと思いつつも,このボリュームは立派! |
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もう1本の『スカイライン ―征服―』も,意味は違えど,既視感という点ではさらに上を行く。次ページのスチル写真を少し観ただけで,またかと思うはずだ。いや,既に観た映画だと勘違いしても,全く不思議はない。予告編を観れば尚更のはずだ。宇宙から飛来した異星人の飛行物体は,どの映画も定番の表現になりがちだが,それにしてもこれは似過ぎている。言うまでもなく,昨年当欄で絶賛した『第9地区』(10年3月号)と先日の『世界侵略:ロサンゼルス決戦』(11年4月号)である。いずれもここまで堂々と露出してくると,未確認飛行物体(UFO)でなく,形状・性能ともにしっかり確認済みの巨大飛行物体だと言えるほどだ(写真3)。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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いやいや,後者の『世界侵略:ロサンゼルス決戦』は大震災に配慮して10月まで公開延期になったので,一般の目に触れてないはずだ。それでも,当欄では前々号のトップで大きく取り上げてしまったので,本誌の愛読者の既視感は避けられない。まずは,写真4のような誰もが知ってる大都市の光景を見せ,世界中に異星からの侵略者が飛来してきたことを知らせるが,結局のところ本作も舞台の大半はLAである。違いと言えば,主人公たちはほとんどマンションの一室に閉じこめられたままで,『世界侵略…』のようなサバイバルを賭けての戦いにはならないことくらいだ。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ともあれ,酷似していることばかり強調したが,物語的には,語ることはほとんどない。特筆すべきは,本作はインデペンデント系の作品で,徹底した低予算映画であるということだ。総製作費は約1千万ドルというから,通常のハリウッド・メジャー作品の1/10である。本当に,この予算でCG満載のSF映画を描けたのかと,それが本欄の最大の関心事だった。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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