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O plus E誌 4月号掲載
 
 
『スリーピー・ホロウ』
(パラマウント映画
/日本ヘラルド映画配給)
 
       
      (2000/2/19 相鉄ムービル・レイトショー)  
         
   
   『バットマン』『マーズ・アタック』のティム・バートン監督作のホラー・ミステリ。1799年NY郊外のスリーピー・ホロウ村での首なし騎士が起こす連続殺人事件に若手調査官が巻き込まれる物語。まさに米国版『八つ墓村』。犯人もじっくり考えればすぐ分かる。
 首なし人間や顔面変形など,SFXは随所に出てくるが特筆すべきものはない。アカデミー賞には「美術」「衣装デザイン」「撮影」の3部門にノミネートされているが,視覚効果賞の候補には上がっていない。
 
     
 
 
『マグノリア』
(ニューライン・シネマ作品
/日本ヘラルド映画配給)
 
       
      (2000/2/9 日本ヘラルド試写室)  
         
 
   
   これも3時間超の長尺もの。LA郊外サンフェルナンド・バレーでの12人の男女の人間模様がテーマ。別 々の物語が次第に繋がって行くのかと思ったら,そうでもない。最後の不思議な出来事がSFXの出番だが,まるで面 白くなかった。難解ではないが感動もしない。
 トム・クルーズがGグローブ賞(助演男優部門)を受賞し,続いてアカデミー賞にもノミネートされたが,それほどの演技と思えない。『ファイト・クラブ』同様,評論家好みの作品だと感じたが,あまりの評価の高さに驚いている。ベルリン映画祭で金熊賞も取ってしまった。彼らは,大仰な演技と一風変わった描き方を褒めたくなるのだろう。それがどうした。もっと魂を揺さぶられる映画なら一杯あるぞ。普通 の映画ファンなら,3時間損したと感じると思うのだが…。
 
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