O plus E VFX映画時評 2024年6月号

『ブルー きみは大丈夫』

(パラマウント映画/東和ピクチャーズ配給)




オフィシャルサイト[日本語][英語]
[6月14日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー公開中]

(C)2024 Paramount Pictures


2024年5月23日 東宝試写室(大阪)[吹替版]
2024年5月30日 東宝東和試写室(東京)[字幕版]

(注:本映画時評の評点は,上からの順で,その中間にをつけています)


かつてのCGアニメ『ブルー』シリーズとは無関係

 ジュニア層が主対象のファミリー映画だが,本作はフルCGアニメではない。「実写+CGキャラ」のVFX映画である。なぜわざわざそう断るかと言えば,かつてヒット作『ブルー 初めての空へ』(11)と続編『ブルー2 トロピカル・アドベンチャー』(14)なる3D上映のCGアニメが存在したからである。主人公のブルーは,空を飛んだことがない絶滅危惧種の青色のインコ(アオコンゴウインコ)であり,原題が『Rio』『Rio.2』であったのは物語の舞台がブラジルのリオ・デ・ジャネイロ(実は監督の出身地)であったからだ。日本では熱心に扱われず,第1作は劇場未公開のままビデオスルー(DVDとBlu-ray発売)になり,なぜか2年後に2D上映で小規模劇場公開された。続編はビデオスルーのまま終わった。筆者はといえば,一向に公開されなかったので,第1作は米国出張時に映画館で3D上映を観て,続編は機内ビデオで観た。
 日本での冷遇は,当事の配給元の20世紀フォックスがCGアニメの劇場公開に消極的になったためで,作品クオリティが低かった訳ではない。第1作の北米興行収入は2週連続1位であり,ミュージカルアドベンチャーに相応しく,ラテン音楽満載で,アカデミー賞主題歌賞部門にノミネートされていた。そもそもCG制作担当のBlue Sky Studios(以下,BSS)は伝統ある名門CGスタジオで,20世紀フォックス傘下に入ってからも,17年間に長編CGアニメ13作品を生み出している。最大のヒットは『アイス・エイジ』シリーズで,5本も作られ(日本では第3作まで公開),サブキャラの奇妙な動物スクラットが人気を博した。2010年代以降,BSS作品は殆ど日本国内公開がなかったが,さすがに知名度のある『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』(15年12月号)は劇場公開され,そこそこヒットした。ところが,2019年に親会社の20世紀フォックスがディズニーに買収されたため,遂に名門BSSも解散の憂き目に遭うことになる。2021年に公式にBSSの閉鎖宣言が出され,CG史に残る歴史を閉じた。当事既に75%完成していた『Nimona』は売却され,完成版『ニモーナ』(24年3月号)がNetflixから配信され,今年のアカデミー賞長編アニメーション部門にノミネートされたことは,既に紹介した通りである。
 ディズニー傘下では,本家WDA (Walt Disney Animation)とピクサーがある以上,BSSの解散は止むを得なかったと言える(何人かはWDAに移籍したという)。ただし,ファンにとっては悪いことばかりではない。上記『ブルー』シリーズ2作を含め, BSSの長編13作品は現在すべてDisney+で観ることができる。『アイス・エイジ』シリーズは,日本国内で劇場未公開の2本を含む長編5本の他に,米国ではTV Specialとして放映された『アイス・エイジ クリスマス』(11)と『アイス・エイジ 盗まれたタマゴたち』(16)まで視聴できる。それぞれ25分と27分の中編である。
 そして,本稿を書きながら気付いたのだが,BSS時代にシリーズ6作目としてアナウンスされていた計画を,ディズニーは「20世紀スタジオ」ブランドで完成させ(CG制作は外注),『アイス・エイジ バックの大冒険』(22)としてDisney+で配信している。主要登場キャラの声優は以前のままである。さらに嬉しいことに,BSSが最後に出がけた短編集『アイス・エイジ スクラットの物語』(22)も「20世紀スタジオ」ブランドでリリースされ,こちらもDisney+で視聴できる。4〜5分の短編6本であるが,筆者は早速貪るように観た。相変わらず,皮肉とギャグでスパイスが利いた好い出来で,見事なBSSの遺産である。これは「シーズン1」と書かれているが,「シーズン2」以降も作るのだろうか?
 さて,かつての『ブルー』シリーズへの言及から始まり,BSSの遺産のDisney+での配信まで長々と書いてしまった。本作が『ブルー』シリーズの3作目(即ち,『Rio 3』)かと思い込んで,その期待が外れたことに端を発している。「実写+CGキャラ」だというので,パラマウントが「アオコンゴウインコのブルー」の使用権を得て,実写映画として再出発したのかと思ったのだが,それも違っていた。本作『ブルー きみは大丈夫』は,『Rio3』とは全く無関係の映画である。原題は『IF』なので,全く紛らわしくないのだが,邦題から筆者が勝手に混同/誤解したに過ぎない。


心温まる童話で, 多数登場するIFたちが楽しい

 誤解に基づく期待は外れたが,本作はファンタジー要素満載の童話で,見事なファミリー映画であった。冒頭のパラマウント映画のオープニングロゴからして子供が書いたような絵であり,音楽も子供番組調であった。とはいえ,子供心を維持している大人や,子供時代を懐かしむ大人が観ても十分に楽しめるファンタジー映画であり,「子供だまし」のアンチョコ映画ではない。ピクサーの『トイ・ストーリー』シリーズのファンなら,間違いなく好きになる映画である。詳しくは後述するが,本作はフルCGアニメでなく,絶対的に「実写+CGキャラ」にしたのが正解であると感じた。
 原題の「IF」は大文字2字であり,「Imaginary Friends」の頭文字で,「空想上の友達」を意味している。子供の頃の一人遊びで,心の中に描く遊び相手であったり,自分に寄り添って見守ってくれると考える存在である。本作では,子供にしか姿が見えず,大きくなるに連れて消えてしまう「友達」として扱っている。
 世界各国での公開題名を調べてみたが,短い原題通りでない場合は,「Imaginäre Freunde」や「Amigos Imaginarios」のような現地語表現が多かった。「ブルー」を表題に入れているのは日本の他は,フランス,スイス,ベルギーだけで,「ブルーと仲間たち」を意味する現地語を使っている。本作の「ブルー」はインコではなく,表題欄の画像のようなバカでかいモフモフのIFとして登場する。大きな目玉で愛らしく,危険なモンスターではない。名前はBlueだが,紫色に近い。劇中でも,本人はその言い訳をしていた。

【物語の設定と概要】
 主人公は12歳の少女ビー(ケイリー・フレミング)で,癌で母親を亡くし,心臓病を抱えた父親の手術を待つ間,NYに済む祖母の家で暮すことになる(写真1)。ある夜,買い物で外出した帰りに,ビーは不思議な紫色の生物を見かける。次の日も姿を見かけたので後を追ったところ,同じアパートの上階の部屋で,大人の男性カル(ライアン・レイノルズ)と一緒にこの生物とテントウムシ人形が住んでいて,ビーは彼らが「ブルー」「ブロッサム」という名前のIFなる存在であることを知る(写真2)


写真1 少女ビーは, NYの祖母の家で暮すことになる

写真2 上階のカルの家に,IFのブルーとブロッサムがいた

 ビーやカルには彼らの姿は見えたが,普通の大人には見えない。かつてIFがいた子供でも,次第にその存在が見えなくなる。自分のパートナーに忘れられたIFはやがて消滅してしまう運命にあるので,新たな子供のパートナーを探していた。遊園地の地下に多数の引退したIFたちがいて,ビーはその世話人のルイスに紹介される(写真3)。ビーはパパと同じ病院に入院中で淋しく過ごす少年ベンジャミンにIFを持たせとようと,彼に適したIFの面接試験を行う(写真4)。残念ながら,選ばれたIF候補たちの姿は,どれも少年には見えなかった……。


写真3 引退したIFたちの面倒を見る世話役のルイス(中)

写真4 ベンジャミン少年に適したIFを選ぶ面接試験

 その他,昔の写真から,ブロッサム(写真5)が祖母マーガレット(フィオナ・ショウ)のかつてのIFであったことが判明したり,ブルーをかつてのパートナーに引き合わせてブルーの存在を思い出させる場面(写真6)等々,楽しいエピソードが描かれる。やがて,パパの手術も無事終わり,ビーは祖母の家から自宅に戻ることになる。いざ,出発しようとした時,ビーは驚くべきことに気がつく……。


写真5 テントウ虫人形のブロッサムは, かつて祖母のIFだった

写真6 ブルーはかつてのパートナーを見守りたいが,大人になった彼は気付いてくれない

 楽しく,所々でほろりとさせる見事な童話であった。可愛がってくれた子供に忘れられて淋しがるのは『トイ・ストーリー』シリーズのオモチャ達と同じだが,姿が見えたり見えなかったりする分,IFの方がファンタジー性が高い。亡霊でも怪物でもなく,常に寄り添ってくれる心優しい存在という描き方に夢がある。かつてのパートナーが思い出してくれた時に,☆型のオブジェクトが光り輝くというアイディアも秀逸だった。

【登場するキャラたちとボイスキャスト】
 IF達を紹介する前に,人間の姿で登場する俳優を紹介しておこう。  主人公のビーを演じるケイリー・フレミングは,8歳の時にデビューした子役俳優で,『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(15)『同/スカイウォーカーの夜明け』(19年Web専用#6)では,デイジー・リドリーが演じた主人公レイの若き日を演じていたようだ。本作のオーディション時は13歳で,現在は既に17歳である。プロポーション的には,脚が長いのに驚いた(写真7)。知的な美少女で,母を亡くして心を病んでいる様子や,ブルーとの掛け合いのギャグの演技も見事であった。


写真7 少女ビーの脚の長さに驚いた

 ■俳優としてのランクから,最初にクレジットされているカル役のライアン・レイノルズは,言うまでもなく,MCUの『デッドプール』シリーズのスーパーヒーローだ。『フリー・ガイ』(21年Web専用#4)『アダム&アダム』(22年3・4月号)『ヒットマンズ・ワイフズ・ボディガード』(同Web専用#3)と,アクション映画の主演作が続いているが,少しコミカルな役がよく似合う。『名探偵ピカチュウ』(19年Web専用#2)では,ピカチュウの声を演じていた。同じライアン繋がりから,ライアン・ゴズリングと混同されることもあるが,細面で人畜無害の感じがするのは似ている。R・ゴズリングは『バービー』(23年8月号)でバービーのお相手役,こちらR・レイノルズは本作で少女ビーのお相手役と,全くの好一対と言える。
 ビーの祖母マーガレット役のフィオナ・ショウは,アイルランド出身で,英国の舞台女優として数多くのシェイクスピア劇に出演経験がある。映画では,『ハリー・ポッター』シリーズでハリーの母方の伯母ペチュニア・ダーズリーを演じ,『ツリー・オブ・ライフ』(11年8月号)では祖母役,LGBTQ映画『アンモナイトの目覚め』(21年3・4月号)では女性主人公のかつての年長の恋人役等,老女役が多い。
 名前がついていないビーの父親役は,監督・脚本・製作のジョン・クラシンスキーが自ら演じている。元々俳優だが,ヒット作『クワイエット・プレイス』(18年9・10月号)と続編『同 破られた沈黙』(21年5・6月号)でも監督・脚本の上に,恐怖に怯える一家の両親役を妻のエミリー・ブラントと共に演じていた。身の毛もよだつホラーから一転して,本作のような童話の脚本をこなすとは,器用な人物のようだ。
 さて,肝心のIFはと言えば,スチル写真を見た時にはブルーとブロッサムだけかと思ったのだが,本編では続々と現われ,約20体が登場した。その主要キャラクターを一挙に掲載しておこう(写真8)。縫いぐるみ人形風のキャラが多いが,ロボット,シャボン玉,グミ,スライム,マシュマロ等々,CG描画ならではバラエティに富んだデザインだ。勢揃いした光景は,なかなか壮観である(写真9)


ルイス(初老のテディベア)
ユニ(一角獣の人形)
アリー(赤紫色のワニ)

石鹸バブル(シャボン玉のIF)
ガミー・ベア(赤色グミのクマ)
スライムボール(緑色のスライム)

マジシャン・マウス(魔術師の鼠)
サニー(頭部が向日葵の花)
マシュマロウ(頭が燃えている)

ロボットのIF
コスモ(探偵のIF)
写真8 様々なIFたち(これは一部)
バナナのIF

写真9 IFたちが勢揃い(ブルーは手前の毛の部分だけ)

 驚いたのは,IFの声の出演者に大物俳優を多数起用していることだ。監督夫人のE・ブラントがユニコーンのユニを演じ,スティーヴ・カレルがブルー,ジョージ・クルーニーが宇宙飛行士,マット・デイモンがサニー,ブラッドリー・クーパーがアイス,サム・ロックウェルがスーパードッグ,オークファイナが石鹸バブル(シャボン玉),リチャード・ジェンキンスが美術教師(木の人形)等々で,監督は欲張ってマシュマロウの声も演じている。
 マスコミ試写会は日本語吹替版が主だったので,最初はそれで観たが,上記のような豪華なオリジナル・ボイスキャストの声で聴きたくて,字幕版も見せてもらった。注意深く聴いたつもりだったが,誰が誰だか識別できなかった。IFのルックスの方に気を取られるせいもあったが,豪華俳優を配する必要性は感じられず,広報宣伝でのアピール以外の意義はなかったと思う。むしろ,日本語吹替版の方が優れていて,オススメだ。剽軽なブルーの声も,繊細で美少女ビーの声も,日本人声優のセリフの方が味わい深かった。

【時代設定と美術セット】
 時代設定は明らかにされていない。祖母の住むアパートの内部の調度類は意図的に古風な什器類が揃えられていた。ブルックリンでロケを行ったが,周辺の住宅地として,19世紀に立てられた地区を選んだというので,その外観から本作の時代を推定することはできない。ビーとIFたちが出かける遊園地は,ブルックリン南西部にあるリゾート地コニーアイランドで,その中のルナパーク遊園地や大観覧車のWonder Wheelの光景が登場する(写真10)。昔からある施設であり,しかも1950年代の全盛期の姿(VFXによる加工)にタイムスリップするので,これも時代設定を特定する手掛かりにはならない。


写真10 ブルックリンの南端にあるコニーアイランド。1950年代にタイムスリップ。

 本作にPCやスマホは登場しない。だからと言って,まだ存在していない時代だとは断定できない。祖母の家のTVが古い4:3画面であったから,現代ではなく,20世紀末から21世紀に入った頃に思えるが,ファンタジー性を高めるために,時代を特定せず,意図的に曖昧にしていると感じられた。
 物語の大半は,祖母のアパートと父親が入院している病院で展開する。前者の階段の吹き抜け部分は,かなりの階数があり,質感も高く,幻想的だった(これもVFX加工されているようだ)。これだけの高層だとEVがあるはずだが,そんなものは見当たらなかった。ビーがカルの部屋の階まで登って行くのに,現実から空想の世界に入って行く感じが出ている。この美術セットの出来映えが素晴らしかったことが,この童話を味わい深いものにしていた。

【実写+VFXならではの演出】
 ■ IFたちはバラエティに富んでいて楽しいが,現在のCG技術で容易に描写できるものばかりで,技術的に特筆すべきものはない。ある水準以上の質感が出しているが,いかにもオモチャか空想上の存在だと思えるデザインで,CGの産物だと感じる描写である。その方が,実世界の光景にIFが登場した印象が強く,人間との区別がつきやすい。この映画を,フルCGアニメやセル調2Dアニメで制作していたら,人物とIFとの識別がしにくくなり,IFを目出させることは出来なかっただろう。『トイ・ストーリー』(95)は,世界初のフルCG長編映画が目的であったから,アンディ少年やその家族もCGで描いていたが,物語だけを考えれば,本作のように「実写+CGキャラ」の方が良かったと思う。本作は,思春期の少女ビーが生身の俳優であるからこそ,彼女の繊細な心やIFたちに癒されることが表現できている。カルもまたライアン・レイノルズという俳優が演じているゆえにこの物語が成立していることは,映画を観れば分かるはずだ。
 ■ 写真11は,製作発表か完成披露かのイベント時の記念撮影である。勿論,このブルーの中には人が入っていて,口の部分から外を眺めているので,この大きさである。劇中にCGで登場するブルーは,もっと圧倒的に大きいが,色やモフモフの質感では違和感はない(写真12)。部屋や病院内を移動する時,ブルーは頭がつかえないよう,身をよじっていたのが愛らしかった。もっとも,ブルーの身長や胴回りは固定ではなく,シーンに応じて変化させているようにも思えた。他のIFたちも,シーンごとに見やすいよう調整していたのかも知れない。それもCG表現することの長所である。


写真11 イベント時の記念撮影。このブルーは本物。

写真12 映画の中でのブルーは,こんなにバカでかい

 ■ 実写とCG製のIFたちとのVFX合成も,技術的に特筆すべきものはない。屋外での太陽光の下でも屋内の照明下でも,陰影に違和感がないのはもはや当り前だ。多数のIFが登場し,人間の俳優との絡みも多いので,俳優の演技が円滑に進むよう撮影時に配慮している。写真13の撮影風景で実物大のユニコーンを使っていたので,CGでない実物の人形の利用場面もあったのかと思ったが,そんなことはない。リハーサル時に俳優が演じやすいよう仮配置しているだけで,完成映像ではCGに置き換えている(写真14)。手足を動かすIFを操り人形のように操作することは現実的ではなく,CGを使わざるを得ない。ブルーだと実物大人形は大き過ぎるので,撮影助手が補助器具を着けて演じている(写真15)。俳優が目線を合わせたり,激しく身体接触があるシーンには,この種のガイドオブジェクトや身代わり演技者は不可欠だ(写真16)。ビーが多数のIFたちとダンスするシーンは,何名かが一緒に踊っていたのだろうが,ダンスは見事にシンクロしていて,ビーも楽しそうだった(写真17)


写真13 ユニコーンのユノの実物大人形

写真14 (上)リハーサル時は人形を使って演技指導(右は助手でなく,監督)
(下)完成映像ではCGに置き換え(この後,IFユニはかなり動く)

写真15 (上)ブルーとなると,色々付けたり持ったりしないと大きさが伝わらない, (下)完成映像

写真16 (上)探偵IFがカルに迫る。人形か代役が演技しないと円滑に撮影できない,
(下)木製人形の美術講師IF。こちらは誰かが立って,目線を合わせるだけで十分か。

写真17 ビーとIFたちのダンスシーン
(C)2024 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

 ■ 本作のCG/VFX担当は,ほぼFramestoreの1社だけであり,ほんの少しCadence Effectsがアシストしているに過ぎない。スーパーヒーロー映画に比べると,それで十分な作業量に過ぎないが,CG利用が効果的な映画であり,楽しいファミリー映画であった。


()


Page Top