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(注:本映画時評の評点は,上から,,,の順で,その中間にをつけています。) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
新しいホームズ像は賛否両論だが,映画は愉しめる |
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公開時期もかなりずれているし,一見繋がりのない2本だが,いくつも共通点がある。まず,ともに何度も映画・テレビに取り上げられた著名なネタであり,それぞれ結構ユニークな組合せの二大スターの共演となっている。そして何よりも,19世紀末のロンドンを舞台にしているという点が最大の共通項と言えるだろう。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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重厚過ぎるくらい重厚で暗いサンペンス・ホラー |
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もう1本の『ウルフマン』は,カタカナで書かれるとアメコミのヒーローかと錯覚するが,満月の夜になると凶暴な殺人鬼と化す古典的な「狼男」のことである。映画史の中では,『倫敦の人狼』(35)『狼男』(41)が特殊メイクの代表例として名高いが,筆者は未見である(さすがに,生まれてもいなかった)。その後も『狼男アメリカン』(81)『ティーン・ウルフ』(85)等々が作られているし,『ヴァン・ヘルシング』(04年9月号)ではドラキュラ伯爵,フランケンシュタインと並んで3大モンスターとして登場する。『ハリー・ポッター』シリーズで第3作目以降に登場する魔法使いルービンも,正体は狼男だという設定である。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
今やどんな時代のロンドンも描けるDN社の腕 |
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映画の総合評価としては辛めの点数をつけた両作品だが,VFX的にはともに見どころの多い作品だった。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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狼男のメイク(写真5)は,お馴染みのリック・ベイカーが担当している。『グリンチ』(01年1月号) 等で6回もオスカーを得ている特殊メイクの達人だ。そのメイク顔への変化や狼男の素早い動きはR&Hの手なるVFXである。手が変形して,みるみる内に爪が伸びてくるシーンなどは,見事な出来映えだ(写真6)。これだけ最高峰のVFXを駆使しながら,映画としては今イチなのが残念至極だ。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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(画像は,O plus E誌掲載分に追加しています) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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