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(注:本映画時評の評点は,上から,,,の順で,その中間にをつけています。) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ドラマは淡泊だが,戦闘シーンは濃厚でハリウッド級 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
米国映画の象徴である大猿に同日公開で対抗するのは,日本が誇る戦艦大和だ。『ローレライ』『亡国のイージス』『SHINOBI』『ALWAYS三丁目の夕日』と続いた2005年度の邦画大作のトリを飾るに相応しい作品である。原作は新田次郎文学賞を受賞した辺見じゅんの同名小説で,沖縄特攻作戦に向かう途中,1945年4月7日に米軍の猛攻撃を受けて東シナ海に沈没した戦艦大和の戦いと時代を,生存者が回想する作品だ。 |
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甲板上のシーンはこの実寸大の大和を使う一方で,艦内のシーンは,東映京都撮影所内に組まれたセットで撮影が行われた(写真 2)。日頃はテレビ時代劇の撮影が中心のこの伝統ある撮影所が,大作映画で活気づいていたことは素直に喜ばしい。全国ロケの規模や海上自衛隊への協力要請(写真 3)を考えても,製作者達のこの映画への思い入れの強さが感じられる。筆者は,そのスタジオ内のセットや編集工程を目にする機会を得ていたので,完成が待ち遠しかった。 |
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この映画を機に,大型書店では戦艦大和や関連図書のコーナーが設けられ,原作本以外にも多数の書籍,イラスト集等が平積みされて並んでいる。筆者は戦後生まれの団塊の世代であるが,書籍コーナーには若者も少なからず見受けられた。きっかけは何であれ,若い世代にも人気を博し,太平洋戦争や終戦までの歴史が学ばれるなら,これもまた喜ばしいことだ。 |
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