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(注:本映画時評の評点は,上から,,,の順で,その中間にをつけています。) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
CG & VFXは盛り沢山だが,もはや驚きはない | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
人気冒険活劇シリーズの3作目の登場である。前2作は最新のCG映像が満載で,VFX史を飾る作品だった。古代遺跡の発掘,ミイラの再生復活という,『インディ・ジョーンズ』シリーズを思わせるテーマが人気の一因だった。今年はそのご本家が19年ぶりの第4作『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(08年7月号)を先に公開している。対抗する後発の類似シリーズ7年ぶりの第3弾に勝ち目はあるのか,何か秘策はあるのかが焦点だ。キャッチコピーは「想像以上が,待っている!!」となっているが,本当に想像以上なのだろうか。 |
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写真1 陶器になったり,火を吹いたり,竜になったり,皇帝も忙しい |
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■ 兵馬俑は実物大複製も少しあるが(写真2),多数が登場するシーンは無論CGで描かれている(写真3)。形やトーンを少しずつ変え,動きも一体ごとに変化させている。どちらかといえば,反皇帝軍のミイラの方が出来がいい(写真4)。粉々になって粉塵となる表現が秀逸だ。似た表現は『ライラの冒険 黄金の羅針盤』(08年3月号)にも登場している。ここは,パーティクル処理の優れたライブラリを有しているR&H社の担当だろうか? | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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写真3 多数の兵馬俑からなる皇帝軍を描く時はCGで描写 |
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■ 雪男(イエティ)はR・コーエン監督が拘ったキャラのようだ(写真5)。3つの頭をもつドラゴンもしっかり描かれている(写真6)。もはや,こうしたクリーチャーが登場するのは珍しくもなく,当然に思われてしまうのが,CG担当者にとって辛いところだ。CGの品質が問題なのではなく,使いどころにもう一工夫欲しいというのが,この種の冒険活劇への苦言だ。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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(画像は,O plus E誌掲載分から追加しています) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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