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O plus E 2022年1・2月号掲載
 
その他の作品の短評
  (注:本映画時評の評点は,上からの順で,その中間にをつけています)  
   
   『コーダ あいのうた』:本号の当欄で4本ある音楽映画の1つだが,今年のGG賞ではミュージカル・コメディ部門ではなく,ドラマ部門の作品賞候補となり,助演男優賞,助演女優賞にもノミネートされていた(惜しくも,受賞は逃した)。題名のCODAには2つの意味がある。聴覚障害がある親の子供 (Child of Deaf Adults)の略語と,終端を示す音楽記号で新章の始まりも意味している。この2つを見事にミックスさせた物語だ。港町で漁業を営む父母兄の3人が聾唖者で,家族と健聴者間の通訳を務める女子高生のルビー(エミリア・ジョーンズ)が主人公である。3人は実際に聾唖の俳優たちで,当然,手話は極めて自然だ。会話の意味は字幕で表示される。ルビーには音楽の才能があり,音楽大学への進学を進められるが,両親の猛反対に遭う。やがて娘を思いやる家族愛に支えられ,ルビーは音大の入試会場へ向かう…。手話を交えた「青春の光と影」の歌唱シーンは圧巻だった。改めて,見事な歌詞だと再認識する。音楽教師との掛け合いや,若い2人のロマンスも好感が持てた。
 『ブラックボックス:音声分析捜査』:随所でワクワクする極上のエンタメ映画だ。冒頭のカメラを引くワンショットから惹き込まれる。題名通り,航空機搭載の音声記録装置(通称,ブラックボックス)の分析官が主人公で,まさにプロフェッショナルならでは仕事ぶりだ。新型機の飛行機事故の分析も綿密に語られているが,音響分析のテクニカルな解説もしっかりしている。飛行場,機内,格納庫,分析装置の操作画面等,ビジュアル的にも映画ならではのカメラワークと迫力だ。倉庫内に機内の座席配置を再現し,音だけで何が起きたかを分析する。凄い! 主人公マチューを演じるピエール・ニネは,知的で天才肌の分析官を見事に演じている。妻ノエミ役のルー・ドゥ・ラージュも魅力的だ。監督・脚本は『パーフェクトマン 完全犯罪』(15)のヤン・ゴズランで,本作を航空業界の悪事,問題点を暴く社会派のサスペンスに仕立てている。作品の完成度は高い。
 『ライダーズ・オブ・ジャスティス』:「北欧の至宝」ことマッツ・ミケルセンの最新主演作だ。知的で物静かな人物を演じることが多いが,本作では坊主頭に口髭&顎髭という風貌の現役軍人で,短気で暴力的な父親という珍しい役柄である。アフガニスタンで軍務に就いていたマークスは,妻と娘が乗り合わせた列車が事故で転覆し,妻が死亡したとの報せを受けて,急ぎ帰国し,娘のもとに駆けつける。列車に同乗していた数学者オットーらから,犯罪組織が重要証人を抹殺するために仕組んだ計画的犯行だと知らされ,怒りに震えるマークスは彼らとともに復讐に身を投じる……。脇役3人の奇人ぶりが楽しい。犯人を突き止める方法も絶妙だ。アクションは痛快だが,それぞれの人生を語るエピソードも素晴らしい。大団円後のクリスマスで,各人が着ていたセーターがどれも素敵だった。上記『ブラックボックス』との評点の差は,結末の満足度の僅かな違いだ。
 『さがす』:シンプルな題名で,誰が誰を捜すのかと言えば,賞金300万円の連続殺人犯を追っていた父親・原田智(佐藤二朗)が突如失踪し,中学生の娘・楓(伊東蒼)が彼を捜して奔走する。ようやく,ある工事現場の日雇い作業員に父の名前を見つけたが,全くの別人で,指名手配写真の男(清水尋也)だった…。監督・脚本は片山慎三で,自費制作の『岬の兄妹』(18)に続く長編2作目で,商業映画の監督デビュー作とのことだ。当然低予算映画であり,登場する俳優も佐藤二朗以外は知らなかった。持てる才能をフル活動して作られたオリジナル脚本は,練りに練った産物であり,次第に物語は複雑になる。色々な社会現象を鏤めているが,ちょっと欲張りすぎという気もした。釜山の映画祭で絶賛を浴びたというが,なるほどこの貧しさ,やるせなさは韓国映画に通じるものがある。娘の楓を演じた伊東蒼の演技力は確かで,将来好い助演女優に育つだろうと感じた。
 『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ,カンザス・イヴニング・サン別冊』:副題まで入れると1行で収まらない長い題名だ。それだけで普通ではないが,米国の新聞のフランス支社の編集長が死んで,遺言で廃刊になるが,その最終版という位置づけである。鬼才ウェス・アンダーソン監督の10作目と聞くと,それなら題名から凝りまくりは理解できる。その半面,まだ10作なのか,ヒット作の連発だが,意外と寡作なんだなとも思った。ルポ1件,3つの物語から成る変形オムニバス映画となっている。いつも以上の豪華出演陣で,とても書き切れない。冒頭から登場するフランス支社のビルは外観からして尋常ではない。予想通り,至るところでアンダーソン節が全開である。それで何で平凡な評価かと言えば,本作は筆者と肌が合わなかった。不味くはないが,板前の講釈が小うるさい料亭で,遠慮しながら,褒めながら食する感じだ。これじゃ,料理を楽しむ気になれない。
 『クレッシェンド 音楽の架け橋』:音楽映画の2本目は,実在の楽団をモデルにした物語で,政治的対立を続けるイスラエルとパレスチナの若者たちを音楽を通じて結びつけようというヒューマンドラマである。世界的に著名な指揮者のエドゥアルト・スポルク(ペーター・シモニシェック)が両地域の若手演奏者20数名を選考し,オーケストラを結成して平和祈念のコンサートを開くという計画だ。選考段階で既に確執があるが,アルプスの南チロルでの21日間で合宿を行ない,次第に団員たちが打ち解けて行く過程をきめ細かに描いている。主タイトルの「Crescendo」とは,音楽記号の「だんだん強く」の意味だが,友好の輪が次第に拡がって行くという意味も込められている。計画は順調に見えたが,コンサート前日に思わぬ事件が起こる……。最後に空港で流れる「ボレロ」の演奏が感動的だった。最初から最後まで,ずっと1つのCrescendoが続く曲である。
 『ノイズ』:筒井哲也の同名コミックの映画化作品だが,W主演は藤原竜也と松山ケンイチ。あの『デスノート』シリーズでブレイクした2人の共演だから,それなりの大作に仕上げてくるとの期待が大だった。結論を先に言えば,後味の悪い映画だった。舞台となるのは,時代に取り残され過疎化に苦しむ孤島・猪狩島で,主人公の青年が生産する黒イチジクが話題となり,地方創生を目指す村の期待が一気に高まる。そこに仮出所して来た凶悪犯が島にやって来て,殺人事件へと発展してしまう……。共演陣が豪華だった。黒木華演じる主人公の妻は誰でもやれる役だが,余貴美子の町長が笑えた。神木隆之介,柄本明,永瀬正敏もそれぞれに似合った役で,演出にも演技にも何一つ欠点はない。残念なのは,終盤の展開と結末だ。ネタバレになるので書けないが,矛盾や突っ込みどころが多々ある。原作の縛りを乗り越えて,もっと納得が行く結末を見せてほしかった。
 『355』:世界を混乱させるハイテクの秘密兵器をめぐり,世界各国の女性スパイが活躍する映画だ。米・英・独・中,そしてコロンビアの5カ国の諜報組織に属すエージェント達が,国際テロ組織と戦うため結成したドリームチームの名称が表題の「355」である。元はアメリカの独立戦争時代に実在した女スパイの暗号名だそうだ。ジェシカ・チャステイン,ペネロペ・クルス,ファン・ビンビン,ダイアン・クルーガー,ルピタ・ニョンゴの5人の揃い踏みは魅力的で,アクションも満載だった。このチームを売り出そうという魂胆がミエミエで,肝心のストーリー展開が薄っぺらだ。リーダー格はJ・チャステインで止むを得ないが,貫録ではペネロペの方が上だった。筆者の好みで1人を選ぶなら,最も美形はファン・ビンビンだ。そうしたことを楽しむ以外に取り柄のない映画で,これを本格的なスパイ映画の範疇に入れない方がいい。
 『再会の奈良』:日中合作映画で中国残留孤児を巡る家族の絆が描かれている。先ず冒頭の素朴なアニメで,残留孤児問題の歴史が語られ,ほのぼのとした気分になる。時代設定は2005年で,日本に帰国したかつての養女・ 麗華からの連絡が途絶え,心配した老女・陳慧明(ウー・イエンシュー)が単身奈良にやって来る。彼女が頼ったのは,孫娘のような存在のシャオザー/清水初美で,中国育ちで少し日本語が怪しい日本人という役柄だ。実際は,中国人女優のイン・ズーが演じている。ふとした縁から,2人の麗華探しを助けるのが元警察官の一雄(國村隼)で,3人の心温まる旅が描かれている。古い奈良の町並み,美しい山々,豊かではないが安らぎのある民家……。中日友好を掲げる新鋭監督ポンフェイが感じた友好国・日本の好ましい風景なのだろう。大阪出身だから不思議はないのだが,余り聞いたことがない國村隼の柔らかな関西弁に親しみを覚えた。
 『ウエスト・サイド・ストーリー』:「風格のある映画」の一言に尽きる。映画ファンならずとも誰もが知る「ミュージカル映画史に残る金字塔」は,誰がリメイクしても成功しないだろうと思っていたが,そんな予想は見事に外れた。巨匠スピルバーグが本気で撮り直すと,新しいレガシーが生まれるのだと実感した。まず冒頭の建設現場,鉄球のシーンで只者でないと感じる。冒頭シーケンスの躍動感,テンポの良さに痺れ,そしてダンスパーティでトニーとマリアが出会う場面で更に痺れる。音響効果が素晴らしい。1950年代のNYの街の再現も見事だ。筆者が60年前に前作を観たのは中学生の時だった。Happy Endでない結末は好きになれなかったが,ヒロインの兄ベルナルドを演じるジョージ・チャキリスが殊更カッコ良かった。あれほど高く脚が上がるものかと日本人の誰もが驚いた。R・ベイマーとN・ウッドの恋物語はどこかに吹っ飛んでいた。巨匠は,本作でベルナルドをただの粗野な兄に追いやり,トニーとマリアのラブストーリーを美しく描いて,映画の理想形に戻している。当時理解できなかったポーランド系移民とプエルトリコ系移民の対立も,今ならよく分かる。ラストシーンの演出は,まるで舞台劇のようだった。監督が「これは見ての通りお芝居ですよ。現実が今もこんな民族間対立では困りますよ」と諭しているかのようだ。
 『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』:やっとこの映画にお目にかかれた。昨年のGG賞ドラマ部門の主演女優賞受賞作だから,1年前に語りたかった作品だ。第2次世界大戦前の1930年代に歌手活動を開始し,50年代まで人気を博した黒人女性歌手ビリー・ホリデイの伝記映画である。主人公のビリーを演じたのは,R&B歌手のアンドラ・デイ。彼女の名前を聞くのは初めてで,B・ホリディ自体も殆ど知らなかった。長い表題通り,米国政府の圧力に屈せず,真っ向から戦った勇気ある歌手とのことだが,絶頂期は70年以上も前のことだ。1972年にダイアナ・ロスが彼女を演じた映画があったようだが,改めてリー・ダニエルズ監督が再映画化した本作は,今尚続く人種差別問題に対する彼のメッセージかと思われる。中盤過ぎのステージで歌われる話題曲「奇妙な果実」は,鬼気迫るものがあり,その歌詞の一語一語が胸に刻まれた。
 『ブルー・バイユー』:映画は楽しい方がいい。見終わって,満足感に浸りたい。その想いに反して,この映画も観ていて辛い映画だった。それでも思わず見てしまう,心に滲みる映画である。韓国生まれのアントニオは3歳でアメリカ人の家庭に養子として引き取られ,30年以上をアメリカ人として過してきた。シングルマザーのキャシーと結婚し,7歳の娘ジェシーを可愛がり,貧しいながらも3人で幸せに暮していた。ところが,横暴な白人警官とのトラブルで逮捕されたことから,養父母の手続き不備で彼には市民権がないことが発覚する……。米国でアジア系移民が生きて行くことの難しさを実感させる内容である。製作・監督・脚本・主演は,ジャスティン・チョン。彼自身がその想いを感じ続けて来た人生だったのだろう。辛い映画だったが,キャシー役のアリシア・ヴィキャンデルがパーティーのステージで歌う“Blue Bayou”(青い入江)が絶品だった。
 『嘘喰い』:上述の『ノイズ』と同様,コミックが原作の映画化作品で,ワーナー・ブラザース製の邦画というので期待した。同社はこのパターンでの成功作が多いからだ。どんな嘘も見破る天才ギャンブラーの“嘘喰い”が主人公で,日本の表も裏も牛耳るイカサマ師たちとの騙し合いゲームがテーマだという。いかにもマンガ的な設定だが,ギャンブル系のコミックは大好きだから許そう。登場人物達に奇妙な名前をつける風潮は好きになれないが,面白ければそれでいい。映画の冒頭からしばらくは快調でワクワクした。次第に退屈し始めたのは,似たような話の繰り返しで,登場人物もエピソードも小粒だからだ。コミックならこれで十分なのだろうが,映画化するなら派手なアクションサスペンスにするか,かなり知的なコンゲームにすべきだった。横浜流星なる主演男優は知らなかったが,どう見ても「藤原竜也」の二番煎じで,演技力ではだいぶ劣る。
 『マヤの秘密』『ミレニアム』シリーズで鼻ピアスの主人公リスベットを怪演し,『プロメテウス』(12)で宇宙探査する科者者を演じたノオミ・ラパスの主演作である。時代設定は1950年代で,戦争中にナチス軍人に凌辱された過去をもち,今も悪夢に悩まされるロマ族の女性マヤを演じている。米国に移住し,医師の夫と暮していたが,町でかつて自分を犯した男を見かけ,自宅の地下室に監禁する。トーマスと名乗る男(ジョエル・キナマン)は人違いだと主張するが,マヤは執拗な攻撃を加える。果たして彼女の記憶が正しいのか,それとも妄想なのか,監禁を手伝った夫ルイス(クリス・メッシーナ)が怪しむが,観客もその都度同様に翻弄される。やがてトーマスは行方不明扱いになり,警察が介入し始めるが,マヤは大胆にもトーマスの家庭を訪れ,彼の妻に接触し始める……。終盤の緊迫感は高く,結末は読めなかったが,総合点は平均レベルだ。
 『ゴヤの名画と優しい泥棒』:嘘のような本当の話で,犯罪史に残る名画盗難事件の顛末を描いている。197年の歴史を誇り,2300点以上の収蔵品をもつ世界屈指の「ロンドン・ナショナル・ギャラリー」から,1961年にゴヤの名画「ウェリントン公爵」が盗まれた。ロンドン警視庁は,その手口から国際的犯罪集団の用意周到な計画による犯行だと断定した。ところが,この前代未聞の事件の真犯人はタクシー運転手のケンプトン・バントンで,工業都市ニューカッスルで年金生活をおくる平凡な市民であった。彼が警察に送った脅迫状は,「絵画を返して欲しければ,年金生活者のBBC受信料を無料にせよ!」というから驚く。史実を書いただけで,ここまで達してしまった。主演は英国の名優ジム・ブロードベントとヘレン・ミレンで,古風で落ち着いた演技を見せてくれる。物語展開に意外性はないが,最後の裁判の判決に驚いた。これが,実話なのか!
 『ボブという名の猫2 幸せのギフト』』:前作『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』(16)も実話がベースで,貧しいストリートミュージシャンが1匹の猫との出会いをきっかけに新たな人生を歩み出すという,気持ちのいい映画だった。主演は俳優のルーク・トレッダウェイだったが,ずっと彼の肩にいた猫は本物の茶トラ猫ボブだった。その正統な続編だが,原作者は既にベストセラー作家に転身しているので,どんな話になるのだろうと思ったが,成功した作家が街で出会ったホームレス男性に,昔話を聞かせるという設定である。なるほど,それならまた「ちょっといい話」を繰り返すことができる。副題からして,不幸な結末は有り得ないので,安心して観ていられた。主演は引き続きL・トレッダウェイで,本作でも彼の肩にいるのは本物のボブである。ただし,撮影の終了後,映画の完成披露を待たずにボブは天寿を全うしたとのことだ。享年推定14歳。合掌。
 『選ばなかったみち』:主演の男女は,ハビエル・バルデムとエル・ファニングという珍しい組み合わせだ。勿論,恋人同士ではなく,メキシコ人移民で認知症の父と彼を介護する雑誌記者の娘の関係である。それにしては,似ていない。舞台は現代のNYである。余計な予備知識なく,素直に観た方がいい映画が殆どだが,この映画は粗筋くらいは知っておいた方がいい.即ち,認知症の父親の幻想が並行して2つの物語を往き来し,娘は現実世界にいるのだから,それを知らずに観始めたら,観客は混乱してしまう.本人が混乱しているのだから,観ている方も混乱必至だ(笑).監督は,英国の名匠のサリー・ポッター。弟が認知症であったから,彼の実体験に基づいているという。筆者の父親も晩年は認知症だったが,ここまでではなかった.想像力豊かな監督はこの物語を思いついたのだろうが,同レベルの体験がないと,監督が描きたかった意図は読みとれないと感じた。
 『GAGARINE ガガーリン』:ロシア映画で,人類最初の宇宙飛行士のユーリ・ガガーリンを描いた伝記映画かと思ったのだが,実際はフランス映画で,彼を記念してパリ郊外に作られた公営集合住宅の名称だった。彼を敬愛し,宇宙飛行士を夢見る黒人青年(アルセニ・バティリ)の愛称がユーリである。2024年のパリ五輪のため,老朽化が進んだこの団地の解体計画が盛り上がる中,母の想い出がつまった団地を守ろうと,16歳のユーリは親友フサームや少女ディアナと取り壊し反対運動を立ち上げる。ユーリ自身の青春物語であるが,ディアナを演じるリナ・クードリがなかなかの美形なので,ユーリが想いを寄せるのも無理はない。監督は,これが長編デビュー作となるファニー・リアタール&ジェレミー・トルイユ。実際の解体作業前から団地内での撮影を開始していて,ビル倒壊のシーンも登場する。光の使い方が巧妙で,クライマックスシーンは見ものだ。
 
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