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          O plus 
            E誌 2001年9月号掲載 | 
         
       
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                            | 『トゥームレイダー』 | 
                           
                           
                            | (パラマウント映画/東宝東和配給) | 
                           
                         
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                           | (c)2001 
            by Paramount Pictures Corp. Tomb Raider and Lara Croft are trademarks 
            of Core Design. All Rights Reserved. |  
                         
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                      オフィシャルサイト[日本語][英語] | 
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                      (2001年7月27日 東宝本社試写室) 
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    女インディ・ジョーンスの冒険 | 
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       1996年以来5本が製作され,世界中で計2,400万本を売ったアドベンチャー・ゲーム の実写映画化作品である。ゲーム先進国日本のゲーマー達の好みには合わないらしく,海外からの輸入ゲーム「洋ゲー」はまず見向きもされないが,この「トゥームレイダー」だけは例外的に日本でもヒットしたという。女主人公ララ・クロフトは,今や世界でもっとも名前を知られる女性の1人らしい。 
         映画化といっても,小説やTVシリーズからとゲームからとでは意味が違う。最近ゲームはストーリー性をもたせてあるといっても,所詮登場キャラや背景にそれなりの雰囲気を出すためだけのもの。人気ゲームの世界を借りて,全く映画向きの脚本を書くことになる。 
         監督は『コンエアー』(97)『将軍の娘/エリザベス・キャンベル』(99)のサイモン・ウエスト。人気者ララ・クロフトを演じるのは,『ボーン・コレクター』(99)『60セカンズ』(00)のアンジェリーナ・ジョリー,『17歳のカルテ』(00)でアカデミー賞助演女優賞をとって,ハリウッドでも今最も油の乗っている女優の1人だ。 
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              いまや世界でもっとも著名な女性の1人ララ・クロフト (c)2001 
            by Paramount Pictures Corp. Tomb Raider and Lara Croft are trademarks 
            of Core Design. All Rights Reserved. 
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       物語の設定は,5000年に一度起こる惑星直列。その瞬間に古代人が残した秘宝のパ ワーを利用すれば,時間を自由を操ることができ,世界に天変地異をもたらすという。古代遺跡探検家ララは,20年前に行方不明となった父クロフト卿が残した古い時計から謎の星座表を見つけ,運命の鍵へと迫る。それを待ち受けていた秘密結社「イルミナーティ=光の人々」と戦い,世界を救うというストーリーだ。 
         要するに,ララ・クロフトは女インディ・ジョーンズであり,アクションとVFX満載のサービス精神は『ハムナプトラ』の世界だ。ただし,ロンドンを皮切りに,カンボジア,ベニス,シベリアと場所を変えるごとに,コスチュームを変えたララが派手なスタントを演じるのは,ゲーム感覚をアピールしているのだなと分かる。ドンデン返しや小細工はなく,素直に1時間41分ララの魅力を楽しませてくれる。 
         VFXは『ハムナプトラ2』ほどではないが,かなりの分量だ。英Cinesite, Computer Film Company, MIll Filmなど,ララの本拠地イギリスのVFXスタジオが勢揃いでこれに当っている。アンコール・ワットの遺跡シーンは,大がかりなセットとSFX/VFXが巧みに組みあわされている。ララの宙吊りは本物で,大きな石像が動きだすのはCGといった具合だ。ララの戦闘訓練相手の大型ロボットも大半はCGだろうが,これも光沢や動きなどいい出来だ。 
    強いて難を上げれば,ディジタル・マット処理の違和感だろうか。カンボジアの寺 院,シベリアを想定したアイスランドの光景など,スタジオ撮影と実写ロケの背景を組み合わせたシーンが随所に見られる。継ぎ目は目立たなく処理してあるが,少しパースが合ってないのと各々の光学的整合が取れてないと感じたが,普通の観客はまず気づかない。『ダイナソー』級の手間をかければ解決しただろうが,このアクション・アドベンチャーにはそこまでは不要と見切ったと思われる。    | 
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    観客層を絞って大サービス | 
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            同じくゲームの映画化でも,世界初のRPGゲームにもとづく『ダンジョン&ド ラゴン』は空前の駄作でした。このゲームに惚れ込んだ青年が苦節10年,権利を得て自ら監督をやったといいますが,ハリウッドの一級の撮影監督,美術・照明,音響,衣装等のスタッフを使って,よくもこれだけツマラナイ作品を作ったなと(笑)。評価は だったので,紹介すらしませんでした。 
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            それに比べると,これはまともな娯楽作品ですね。25歳以下の男性が主要ター ゲットといいますが,もとのゲームを知らない私でも楽しめました。 
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            ま,あのデカイ胸を強調したコスチュームは独身男性向きですけどね(笑)。 
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            ゲームもそうなんですか? 
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            ゲームはもっと凄いです。この写真は余り似てませんが,先に映画のスチルを見てから,ゲームのサイトを見たら,「おー似てる」と思いました。巨乳,タラコ唇,短パンにお下げ髪のアンジェリーナは,ララのイメージにピッタリみたいです。 
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            東宝東亜の試写室は随分幅広い年齢層で埋まってましたが,皆さん楽しんでましたね。
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            分かる人には分かる仕掛けがいくつもありました。女007を思わせるだけあって,愛車にはアストン・マーチンが登場する。往年のボンド・カーの最新モデルで 
              す。 
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            宙吊りは『ミッション・インポッシブル』(96)のイーサン・ハントみたいでし た。 
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            そう,その時の敵役ジョン・ボイトがこちらでは父のクロフト卿。彼はアンジェリーナ・ジョリーの実の父親ですから,手が込んでます。親子で探検家というのも『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(89)へのオマージュでしょう。 
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            というふうに楽しんでいただく映画です。 
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