O plus E VFX映画時評 2025年11月号

『フランケンシュタイン』

(Netflix)




オフィシャルサイト[日本語]
[11月7日よりNetflixにて独占配信中]

(C)2025 Netflix


2025年11月11日 Netflix映像配信を視聴

(注:本映画時評の評点は,上からの順で,その中間にをつけています)


【評点と短い感想】 怪物映画だが格調高く, フランケンシュタインのイメージが一変する

 もう1本の『プレデター:バッドランド』と同様,評点と概要のみを記し,メイン記事の完成版は後日掲載する。
 監督・脚本は名匠ギレルモ・デル・トロ。元々,ホラー,怪獣映画が得意で,代表作『ヘル・ボーイ』(04年10月号)『パンズ・ラビリンス』(07年10月号)『パシフィック・リム』(13年8月号)『クリムゾン・ピーク』(16年1月号)はいずれも獣人,怪獣,亡霊,悪魔等を登場させ,オスカー受賞作の『シェイプ・オブ・ウォーター』(18年3・4月号)でも半魚人とNASA研究センター勤務の女性との異種間恋愛を描いていた。遂に「ドラキュラ」「狼男」と並ぶ3大モンスターの1つを手がけたのかと,デル・トロ流の解釈とそのビジュアル表現に期待した。
 原作小説の独自解釈には違いなかったが,これまでの筆者の知識が表層的であったことに恥じ入った。フランケンシュタイン映画は何本も観ていたつもりが,さほど観てはいなくて,誤った怪物解釈の映像作品ばかりだったことを知った。そのことは完成稿で詳述する。
 時代設定は19世紀中盤で,当時を再現した大邸宅や衣装等は,いつものように美術的にも素晴らしい。CG/VFX的には大作でないのだが,ないことはないので,メイン欄に取り上げることにした。『プレデター:バッドランド』をじっくり書き終えてから着手するので,完成版掲載は月末近くになるかも知れないことを断っておきたい。Netflix配信映画なので,上映期間を気にする必要はない。

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