|
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(注:本映画時評の評点は,上から,,,の順で,その中間にをつけています。) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
後編も期待通りの豪華絵巻,世代を超えて満足度大 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
日本では,Part Iは昨年度の洋画の興収第2位だった。知名度の高い『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(08年7月号)に首位を譲ったのは止むなしとしても,ロングランを続けていたのは,噂を聞いて劇場に足を運んだ,世代を超えた映画ファンに支えられたからだろう。三国志ブームを引き起こしたのは,物語構成・英雄譚が,日本人の精神世界にフィットするものを持っていたからと,筆者は解釈している。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
写真1 前半の圧巻は,敵から集めた10万本の矢 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■ その他,CGは船,山,燃える船(写真2),多数の灯籠などの表現に使われている。曹操軍の船団の描写には,Part Iと同じシーンが登場するが,この重複は止むを得ないところだ。 ■ 雲の動きもデジタル処理で実現されている。これだけ雲の動きが意味のある映画も珍しい。その表現が可能になったからこそ,この時代に「赤壁の戦い」をビジュアル化しようという企画が出て来たのだろう。CG抜きの戦闘シーンの描写にも一工夫ある(写真3)。 |
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
写真2 風向きを利用した火攻めもCGの貢献が大 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
写真3 陸戦での奇策は,楯で囲ったブロック戦術 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■ 後半の壮大な戦闘シーン(写真4)には,かなりしっかりしたイラスト(写真5)が事前に描かれていたようだ。デジタル技術は多用されているが,古き良き職人芸とのミックスもまた,この映画の魅力を引き出している。 | () | |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
写真4 雄大な構図の映像はデジタル技術の出番 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(画像は,O plus E誌掲載分から追加しています) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
▲ Page Top | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||