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        さすが,007シリーズ。前日に『カンパニー・マン』を観ていただけに,同じスパイものでもお金のかけ方の違い,贅沢さが目立ちました。  | 
      
      
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        比べちゃ可哀想ですよ。もとは英国製でも,ハリウッド資本が入ったこのシリーズだからできるお遊びの数々です。『ギャング・オブ・ニューヨーク』や『戦場のピアニスト』とも,映画としての性格がまるで違います。このシリーズの観客は,映画でしか見られない豪華さ,バカバカしさを期待しているのですから。  | 
      
      
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        氷の宮殿内のデザイン,そこでのレセプションの参加者たちのファッションもお洒落でした。  | 
      
      
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        ハル・ベリーのビキニのデザインにも息を飲みましたね(写真3)。プロポーションにもですが(笑)。第1作のアーシュラ・アンドレスを彷彿とさせ,007ファンの男性は必見です。  | 
      
      
      
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        マンネリ防止で趣向を変えようとしているのを感じますが,ジェームズ・ボンドが捕まって拷問を受け,14ヶ月間も監禁されるのには驚きました。  | 
      
      
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        いつも軽口を叩きながらすぐ脱出して来るのにね(笑)。北朝鮮に14ヶ月なんてしれてます。蓮池さんや地村さんは20数年間ですからね。  | 
      
      
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        そんなこと言ったら抗議を受けますよ。韓国でもこの映画のボイコット運動が起こっているようです。  | 
      
      
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        この娯楽映画に政治的解釈をする方が非常識でしょう。あの程度で極悪非道な国家として描かれているというなら,これまでアメリカ映画で描かれたソ連やドイツなんて,毎年何度も抗議しなくちゃなりません。むしろ,北朝鮮の将軍様は好戦的でなく温厚だったし,海外留学経験のある息子は知的でスマートでしたよ(笑)。  | 
      
      
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        ハハハ。実態よりずっと好意的に描いてあると。  | 
      
      
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        そう,映画好きの偉大なる首領様は,こっそり眺めて喜んでいるじゃないですか(笑)。  | 
      
      
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        前作はドラマ性が高かったのに,今回はアクション重視に戻り,ちょっと長すぎたと感じました。  | 
      
      
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        ホーバークラフトでの戦闘,フェンシングでの対決,氷上のカーチェイス等,どれも迫力あったけど。少しずつ短い方がテンポが良かったか知れませんね。 | 
      
      
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        あのカーチェイスは本物ですよね? | 
      
      
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        冒頭のサーフィンもこのチェイスも本物です。本当にアイスランド・ロケをし,厚い氷の張った湖の上で2週間かかって撮影したそうです。一部はCGかも知れませんが,大半は実写のスタントでしょう。 | 
      
      
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        全部本物に見えましたが,CGでそこまでクルマをリアルに描けるんですか? | 
      
      
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        今やTVコマーシャルや新車のパンフにあるクルマはほぼすべてCGだそうです。ボディへの映り込みなど,最近のCGはそこまでのレベルに達しています。 | 
      
      
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        へぇー,知らなかった。 | 
      
      
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        そうしたCGがあっても,本物のバトルを新しいカメラや撮影方法で撮ってしまうのがこの映画の魅力です。スタッフのクレジットに,他にない色々な職種があったことからもそれは伺えます。 |