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O plus E誌 2016年6月号掲載
 
映画サウンドトラック盤ガイド
   
 

■「レジェンド 狂気の美学
(ユニバーサルインターナショナル)

 
 
 
  映画中で1960年代を感じさせる楽曲が鳴り続けているが,サントラ盤は2枚組33曲とボリュームたっぷりだ。輸入盤に頼らずとも,しっかり国内盤も販売されていて,入手しやすい。
 現役歌手のダッフィーが劇中で歌手Timi Yuroとして歌う2曲と彼女自身の最新曲1曲,音楽担当Carter Burwellのスコア3曲以外の27曲は,いずれも60年代に英国でヒットした曲のようだ。ビートルズ,ローリング・ストーンズ,クリフ・リチャードらビッグネームの曲は登場しないが,ハーマンズ・ハーミッツ,ロッド・スチュアートのデビュー曲,ヘレン・シャピロのヒット曲「Little Miss Lonely」等,日本人には耳慣れない曲も登場して嬉しい。フランク・シナトラ父娘でヒットした「Somethin' Stupid」はマーヴィン・ゲイ&タミー・ティレルのデュエットで,パーシー・フェイス楽団でお馴染みの「夏の日の恋」にはビリー・ヴォーン楽団の演奏が利用されているのも,米国とは少し違った当時の英国音楽事情を感じさせる。
 
 
   
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