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O plus E誌 2020年7・8月号掲載
 
映画サウンドトラック盤ガイド
   
 

■「Leto (Original Motion Picture Soundtrack)」
(Milan Records)

   
 
 
 
  このサントラ盤は国内盤や音楽DLサービスでは入手はできず,輸入盤しかない。Amazon MusicやYouTubeで聴くことはできる。一方,劇中でヴィクトルが結成する本物のKinoのアルバムは,現在でもiTunes等で入手できるので,世界の音楽の垣根がなくなっていることを感じる。
 サントラ盤は全26曲構成だが,劇中でのバンド「ズーパーク」の演奏は主演男優が所属する現役バンドのZveriが担当している。映画でロシア人が歌っているIggy Popの“The Passenger”,Lou Reedの“Perfext Day”等の名曲は,現役ロシア人歌手の歌唱だ。一方,劇中で流れるT-Rex,David Bowie,The Velvet Undergroundの楽曲は,そのまま原曲が収録されている。テーマ曲"Leto"の英題は"The Summer"であり,エンドソングはKinoの“Summer Will Be Over Soon”である。
 
   
 

■「パヴァロッティ 太陽のテノール(オリジナル・サウンドトラック)」
 (Decca Music Group Ltd.)

   
 
 
 
   珍しく国内盤が既に発売されているが,日本だけのBonus Trackはなく,輸入盤と同じ全22曲収録である。映画中でPavarottiが歌う主要曲は10曲だが,このサントラ盤ではベスト選曲と言える歌唱を多数収録している。
 前半は,オペラ音痴の筆者でもうっとりとする名演揃いだ。後半は,世界各地で行ったコンサートでのライヴ収録が続く。極め付きは,三大テノール・コンサートでの“O Sole Mio”と映画のラストを飾る“Nessun Dorma!”だ。前者は3人の合唱,後者はPavarottiの独唱で,いずれも1990年のローマ公演のライヴ音源である。BonoがPavarottiの依頼で作曲した“Miss Sarajevo”も,映画本編のエピソード後に改めて聴くと味わい深い。
 
   
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