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O plus E誌 2015年7月号掲載
 
映画サウンドトラック盤ガイド
   
 

Shaun the Sheep Movie(映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~)
(Silba Screen Records)

 
 
 
  本稿執筆時点では,国内盤CDの発売予定はなく,輸入盤かデジタル(mp3)版を入手するしかない。オリジナルスコア中心の26曲は,全体が明るく,軽快なトーンで貫かれている。
 シングルカットされたのはTim Wheelerが歌う主題歌「Feel Like Summer」で,60年代ポップスを彷彿とさせる軽やかさだ。同曲を羊たちがコーラスするアカペラ版は,映画中でも抱腹絶倒のシーンだった。アルバムは演奏曲中心で,歌曲は数曲しかないが,これがいずれもご機嫌だ。Eliza Doolittleが歌う「Big City」はパンチが利いているし,エンドロールで流れた「Life's A Treat (ひつじのショーンのテーマ)」もTV版よりもパワフルなMixで登場している。  
 
   
 

Selma - Music from the Motion Picture(グローリー/明日への行進)
(Paramount Pictures/Pathé Productions Limited for this Compilation)

 
 
 
  こちらも国内盤は発売されていないので,iTunesやAmazonでデジタルミュージックを購入するか,海外盤を輸入するしかない。
 それでも触れておかざるを得ないのは,1曲目(映画ではエンドロールで流れる)「Glory」が,本年度アカデミー賞の最優秀主題歌賞受賞曲だからだ。CommonとJohn Legendが歌うこの曲は,ゴスペル+ヒップホップ典型的なプロテスト・ソングである。映画観賞時には,音楽性よりも歌詞が印象的だったが,後日CDで聴き直すと,かなりの佳曲だと感じた。アルバムは13曲入りで,既存のソウル/ゴスペル9曲やオリジナルスコア3曲が収録されている。トータルアルバムとしても,強烈なスピリチュアル性が貫かれている。  
 
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