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O plus E誌 2017年9月号掲載
 
映画サウンドトラック盤ガイド
   
 

■「ボブという名の猫 ~幸せのハイタッチ
(SMJ)

 
 
 
  サントラ盤は,劇中で使われている歌入りの楽曲6曲とオリジナルスコア13曲の計19曲の構成だ。前者が気になって入手したが,英国のインディフォーク・バンドNoah And The Whale(今年4月に解散)のチャーリー・フィンクの作で,彼自身が主演のルーク・トレッダウェイの歌にコーラスとギター演奏をつけている。ルークの歌が劇中でお粗末だったのは意図的で,こちらはスタジオ録音でクオリティは格段に向上している。とりわけ,1曲目の「Satellite Moments」が絶品だ。
 オリジナルスコアは音楽担当のデヴィッド・ハーシュフェルダーの作で,特筆すべきほどではないが,6曲と13曲のバランスが良く,トータルアルバムとして聴くと心地いい。最近お気に入りの1枚だ。
 
   
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