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さて,今回は貴女も 『ポセイドン』と両方試写を観たわけですが,この日米パニック映画のリメイク合戦はいかがでしたか?
日本映画としては,結構CGも良質で頑張っていたと思うんですが…。 |
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CGの質がどうこういう以前に,特撮の使い過ぎだと感じました。ストーリーの展開やバランスを無視して「こんな特撮もできるんだぞ!」という感じで,私には興醒めでした。『ポセイドン』の方がいいです。
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手厳しいな。もともと怪獣映画,パニック映画は伝統的にそうなんですけどね。 |
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もうちょっと登場人物の内面の変化をうまく描いてくれればいいのに,CGを入れて迫力を出そうとし過ぎて流れが悪くなり,ドラマを壊してしまっています。 |
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でも,それはCGのせいじゃなく,俳優の演技が下手過ぎるせいじゃないの。毎度言うけど,日本の若手俳優は大根ばっかり。まるで,学芸会レベル(笑)。
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テレビの人気俳優を使って,その人気だけで客寄せを狙うからでしょう。テレビだとそんなに下手だと感じませんが,映画だと確かにセリフ棒読みですね。 |
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カット毎にバラバラに取る映画流の撮影に慣れていないのでしょう。テレビだと,台本順に複数のカメラで追ってくれるから,もう少し乗りやすいんですよ。 |
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唯一,豊川悦司さんだけが光ってましたね。
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えっ,そりゃないな。およそ地震学者らしくなかったですよ。『ジュラシック・パーク』(93)『インデペンデンス・デイ』(96)のジェフ・ゴールドブラムのイメージなんでしょうが,前作の小林桂樹の渋さとは大違いです。『やわらかい生活』(別掲)での演技は素晴らしかったのに,彼もこういう映画ではダメですね。 |
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『ポセイドン』は厳し過ぎる評価でしたが,この映画の評点はどうするのですか? |
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日本映画の現状からすると,各CGプロダクションはかなり頑張った跡が窺えるし,☆☆以上でと…。
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そんな依怙贔屓は駄目ですよ。映画の出来そのもので公平につけないと,読者に信頼されませんよ。 |
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うーん,あっちを低くし過ぎたかな。じゃ,仕方ないので同点ということで…。東宝さんゴメンナサイ。
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