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O plus E誌 2006年3月号掲載
 
    
 
その他の作品の短評
  (注:本映画時評の評点は,上からの順で,その中間にをつけています。)  
   
   ■『博士の愛した数式』: 第1回日本本屋大賞受賞作を『雨上がる』の小泉堯史監督が映画化した佳作。この監督の脚本のうまさに感心する。『メメント』(01)を思い出させる記憶障害の博士を寺尾聰が演じるが,彼との呼吸も抜群だ。阪神タイガーズ・ファン必見だが,この映画で数学に興味をもつ子供が増えたら喜ばしい。
 ■『ナイト・オブ・ザ・スカイ』: 『TAXi』(97)のジェラール・ピレス監督が描く,スピード感抜群のフランス版『トップガン』だ。今や大半の飛行機はCGで描けるので,派手なドッグ・ファイトも自由自在に表現できるが,本物のミラージュ戦闘機からの空撮風景もすごい。クライマックスで空から観るパリが美しい。
 ■『子ぎつねヘレン』: 目と耳の不自由な子ぎつねと少年の物語。多数のキタキツネを使ったのだろうが,子ぎつねにこんな演技をさせられるのかと感心する。およそ無縁と思ったこんな映画にもCG/VFXが結構登場するのにも驚く。西村由紀江のピアノはいいが他の音がうるさく,演技も演出も雑だ。それでも子ぎつねの愛らしい姿だけで目が潤み,隣の中年男も母娘も涙していた。
 
     
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