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O plus E誌 2005年9月号掲載
 
    
 
その他の作品の短評
  (注:本映画時評の評点は,上からの順で,その中間にをつけています。)  
   
   ■『ふたりの5つの分かれ路』:アクションや SFばかり観ていると,フランス語の恋愛映画が観たくなる。離婚調停を済ませた男女の心の機微を,時間軸を逆に辿って描いているが,その趣向以上のものは感じられない。
 ■『ビー・クール』:元マフィア( J・トラボルタ)が映画プロデューサを目指した『ゲット・ショーティ』(95)の続編。今度は音楽業界が舞台で,そこそこ面白い。
 ■『シンデレラマン』:伝説のボクサーと家族愛の物語。ボクシング試合のシーンは圧巻,興奮の連続だ。観客席で拳を握りしめ,パンチをよけ,思わず祈ってしまう。観終った後『ミリオンダラー・ベイビー』とは違った意味で,じっくり感動が込み上げてくる。
 ■『8月のクリスマス』:99年にヒットした韓国映画をリメイクした日本映画。よくある純愛,悲恋物語なのだが,それでも思わず涙する。主演の山崎まさよしの好演が嬉しい。日本人が監督し,日本人が演じても,元は韓流だなと感じてしまう。
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