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(注:本映画時評の評点は,上から,,,の順で,その中間にをつけています。) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
伝説のゲームの映画化は,定番のゾンビもの | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
映画の冒頭に登場するユニバーサル映画のロールはといえば,回転する地球から光が周りに飛び出すお馴染みの映像だ。ところが,何やらその様相が違う。地球ではなく,赤い星・火星が回転する映像からこの映画は始まった。既にお遊び感覚であることが分かる。 その火星表面にどんどん近づいて行って見えるのが,殺風景な岸壁に組み込まれたユニオン宇宙社のオルドゥヴァイ研究所だった。その研究所からの緊急救援要請を受け,カリフォルニア海兵隊特殊作戦本部RRTSの精鋭8人が,状況把握と安全回復のために火星に向かう,というのが物語の始まりだ。ロケットや宇宙船で火星に向かうのではなく,ネバダ州にある基地から火星の古代都市に通じている通路「アーク」があり(写真1),分子操作装置で身体を分子レベルに分解して転送するのだという。いかにもゲーム感覚だが,この映画の原作は米国で1993年に発売された人気ゲームだ。 |
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火星の研究所内で最終的進化を遂げた宇宙生命体が人間を襲うと設定は,映画のジャンルとしてはSFホラー・アクションに属する。おぞましいクリーチャーが登場して人間を襲うという点では典型的な「エイリアンもの」であり,宇宙生命体に襲われ,染色体異変を起こした人間が次々とエイリアン化する展開はお馴染みの「ゾンビもの」にも属する。派遣された隊員たちは1人ずつゾンビ化し,生き残ったヒーローがいかに敵を全滅させるかという定番の設定であるから,同種の過去の名作と比べて楽しむべき映画である。 |
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SFでしかもエイリアン系だけあって,CG/VFXは随所に使われている。クリーチャーのデザインは老舗のStan Winston Studioで,ソンビ達はメイクのこともあればCGでも登場する。他のVFX担当は,Framestore CFC, Double Negativeという一流どころだが,レベルも使い方も特筆するほどのことはなかった。 |
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