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O plus E誌
2004年4月号掲載 |
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『スクール・オブ・ロック』 |
(パラマウント映画/UIP配給) |
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オフィシャルサイト[日本語][英語] |
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2004年3月9日 OS劇場 |
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[GW全国東宝洋画系にて公開予定] |
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(注:本映画時評の評点は,上から,,,の順で,その中間にをつけています。) |
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見よ! このロックの躍動感と教育効果 |
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VFXとは無縁だが,この1本には軽く触れておきたい。音楽映画であり,破天荒なニセ教師が引き起こす学園もの爆笑コメディである。上品な私立小学校に代用教員としてもぐり込んだロック・ミュージシャンが子供たちを引き連れて,ロック・バンドの大会での優勝を目指すというから,『天使にラブソングを…』(92)の学校版,ロック版だと考えていい。「金八先生」の洋ものとも言えるが,あまり説教くさくなく,いい子ぶらないのがいい。
この映画の最大の成功要因は,主演の現役ロック・シンガー,ジャック・ブラックのキャラクターだ。ロック一筋の人生,その熱血漢と破天荒ぶりは,登場人物のデューイ・フィンと大差はないという。嫌みで下品なデブ男が,次第にセクシーでチャーミングに見えて来るから不思議だ。この一作で,日本でも彼のファンが増えるだろう。
生徒一人一人の長所と性格を見抜いて,励まし,適材適所の役割を与える下りは気持ちいい。よくあるシナリオだが,なかなか実践できることではない。教師たるもの自己反省の材料とすべきだが,企業の管理職にも見せたい箇所だ。多数の子役は5カ月かけてオーディションをし,キャスティングしたという。彼らの人選,表情の良さがこの映画の第2の成功要因だ
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