ビジョンベーストラッキング


 事前に撮影の対象となる背景を想定のキャメラパスで撮影しておき,撮影対象の背景から得られる建物のコーナーなどの自然特徴点の3次元位置とその周辺の画像情報をランドマークとして登録しておくランドマークデータベース (Landmark Database; LMDB) というものを構築します(リハーサルフェーズ). そしてMR-PreViz撮影時には,事前に構築したLMDB内のランドマークと入力画像中の自然特徴点を対応付けることで,現実の背景にCGを正しい位置に合わせることができます(実行フェーズ). この手法の特徴としては,屋内外で6自由度の位置合わせが可能な点や,SIFT特徴量を用いて対応付けを行っているため回転や照明変化に頑健な点が挙げられます.

リハーサルフェーズ

実行フェーズ