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O plus E誌 2005年12月号掲載
 
    
 
その他の作品の短評
  (注:本映画時評の評点は,上からの順で,その中間にをつけています。)  
   
   ■『ロード・オブ・ウォー』: 『ガタカ』『シモーヌ』のアンドリュー・ニコル監督作品。ニコラス・ケイジが武器商人の半生を演じる。反戦メッセージを,ひねりが利いたドラマ仕立てで語るこの監督の脚本は上手い。マイケル・ムーアの直截的な映像が子供じみて見える。惜しむらくは,もう少し気の利いた表題に出来なかったものか。
 ■『プライドと偏見』: 『ブリジット・ジョーンズの日記』の原典である18世紀英国の女流作家の小説「高慢と偏見」の再映画化作品。英国貴族とは,かくも退屈で無益な存在だったかと溜息が出る。女性にとって好都合なハッピーエンドは『ブリジット…』と同じだが,主演のキーラ・ナイトレイが美しく,彼女なら許せる。
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