再照明付与


 MR-PreVizに於いて,ルックと呼ばれる照明や画面の色合いにより決まる画面の雰囲気も事前検討できれば,映画制作への強力なさらに支援ツールとなります.我々は,それを実現する技術として再照明付与 (Relighting) について研究しています.
 MR空間で照明効果を検討するためには,MR空間内に存在する実物体・仮想物体の双方に仮想光源による照明効果を付与する必要があります.実物体に対して照明効果を付与するために,実物体の幾何形状および表面反射特性を事前に取得しておきます.仮想光源と被照面(仮想光源から出た光が当たる面)の位置や角度の関係から被照面の照度を計算し,照明効果を付与します.

再照明付与前

再照明付与後


実物体の被照面モデル


照度の計算