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DVD特典映像ガイド
   
O plus E誌 2008年3月号掲載
   
  『パフューム』
 2枚組。「メイキング」は53分余もあり,色々なシーンのセット作り,役作り,ロケ地での出来事等で中身は濃い。音楽も幻想的でいい。広場の1万人を描く工夫,800人集めて違和感なく全裸にさせる苦労も見ものだ。「香りの視覚化」(13分半)は,セリフ,音楽,効果音のトータルで主人公の嗅覚を感じるさせるというのが興味深い。そりゃ,原作だって匂いはしなかった。
 
   
  『レミーのおいしいレストラン』
 1枚もの。未公開シーンの他は「ブラッド・バード&トーマス・ケラー インタビュー 素晴らしい料理と映画」(14分弱)だけしかない。CGの最新技術を売りにせず,ストーリーと料理へのこだわりがセールスポイントとはいえ,これはあんまりだ。『モンスターズ・インク』や『ファインディング・ニモ』のDVDには,もっとメイキングが色々ついていた。ま,この特典映像で,料理も映画も創造の産物だとは感じるが……。

 
   
  『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』
 勿論,2枚組。Disc 1が本編とNG集で,Disc 2には前作と同様,10項目の特典映像がある。今回は長過ぎず,いずれもコンパクトで中身も濃い。一番長い「シーン解説:海の大渦巻き」(約20分)は,クライマックス・シーンのメイキングで,前半は大スタジオに2隻の帆船の建造・設置から,ジンバルでの揺動,土砂降りの中での撮影まで,ハリウッド流大作の撮影規模,技術,パワーがよく分かる。後半は,ILM担当の大渦巻きのCGやデジタル・ダブルの活用など,VFXの神髄が語られる。
「デザインの匠たち」「ハンス・ジマー:映画音楽のマエストロ」では玄人の仕事振りが堪能できる。チョウ・ユンファやキース・リチャーズなど,大スターの撮影の舞台裏や素顔も見られて,ファンは大満足の特典だ。

 
   
 
   
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