O plus E VFX映画時評 2025年10月号
(注:本映画時評の評点は,上から,
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の順で,その中間に
をつけています)
『トロン:アレス』の駄作ぶりと反比例するかのように,『ファイナル・デスティネーション』シリーズ6作目の本作は,シリーズ最高傑作で,思わぬ拾い物であった。そもそも14年ぶりの本作が作られたことを知らなかった。マスコミ試写の案内もなかった。配給会社も日本国内での劇場公開なしの予定だったのに,9月後半になって急遽予定変更して劇場公開を決めたようだ。よって,メジャーのワーナー作品であるのに,全国でたった9館でしか上映されていない。それを知ったのは数日前のことで,慌てて映画館を探して,本編を観てきたばかりである。
元々B級ホラーシリーズなので,格調高くはなく,一般的には評価が妥当なところだが,固定ファンも驚く展開だったため,その意外性を評価して。敢えて☆☆☆とした。SFX, VFXもしっかり大量に使われていて,しかも嬉しいことにそのメイキング映像も公開されている。語るべきシーンの選択も終えたので,こちらも時間のある時に完成記事を書く。ただし,『トロン:アレス』とどちらを先にするかはまた決めていない。
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