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(注:本映画時評の評点は,上から![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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レースの呪縛から逃れて飛躍したシリーズ最高傑作 |
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筆者のお気に入りのシリーズの揃い踏みである。それぞれシリーズ5作目に当たるが,各4作目も丁度2年前にこの組合せで紹介した。今回は本邦での公開日まで同じだ。CG量が少なくても,作品としてB級でも,「好みの映画」ゆえに書き続けてきたが,共にだんだんメジャーな存在になり,かつ作品の質も上がってきた。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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中盤以降の本来の物語は,余生を他国で自由に生きる資金稼ぎのため,リオの裏社会を牛耳る実業家の汚れた金を横取りする話だ。その計画実行のため,本シリーズの脇役達が勢揃いし,総勢9名の個性派チームが結成される(写真3)。さながら『スパイ大作戦(Mission Impossible)』や『オーシャンズ11』シリーズを彷彿とさせる味付けである。知恵を使った強奪作戦は楽しいが,その分定番のストリート・カーレースのシーンがほとんどないのが少し淋しい。カーチェイスとしては,クライマックスに奪取した大型金庫を引きずっての逃亡シーンが登場する。アイディアとしては秀逸だ。この立方体状の金庫はCGなのか,一部は実物(張りぼて)なのか,ちょっと見分けがつかなかった(写真4) 。金庫も背景のリオの町も大半はCG/VFXの産物で,かなり綿密にプレビズして,構図やカメラワークをデザインしたと思われる。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ともあれ,シリーズ屈指の娯楽大作に仕上がっている。レース・シーンは少ないが,お目当てのスポーツ・カーは多数しっかりと登場する(写真5)。ストーリーに負担をかけず,上手い登場のさせ方だ。監督ジャスティン・リン,脚本クリス・モーガンは3作目以降同じであるのに,駄作→標準レベル→傑作へと進化したのは,彼らの力量が向上したためだろうか,単にどんどん製作費をかけられるようになったからだろうか。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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今やメジャーな存在となった人気ホラーシリーズ |
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一方,登場人物も場所も一作毎に独立している『Final Destination』シリーズの邦題は,3作目以降『ファイナル・デッド××××』が定着し,××××に大惨事が起こる場所が示されている。まず冒頭で主人公となる青年(もしくは若い女性)が大惨劇の予知夢を見て警告を発し,彼と友人たちは難を逃れる。ところが,「死の運命」から逃れることはできず,1人ずつ凄惨な死を迎えるというのがお決まりのパターンである。即ち,本作の惨事の場所は「橋」であり,巨大吊り橋の崩落事故(写真6)から,主人公のサム(ニコラス・ダゴスト)と彼の上司,同僚等8人が生き残る。問題はその後,この8人がどんな形で死を迎えるか,あの手この手の工夫が見どころだ(写真7)。何人かは助かったと思わせておいて,絶対に定型パターンを崩さないのが前作までなので,それを踏襲するのか,今回はその予想を裏切るのか……。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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シリーズとしては前作から既に3D化されているが,それもフェイク3Dでなく,2台のカメラを使ったリアル3Dである。飛び出し感を強調したアトラクション系の映像がウリだ。監督は,本作が長編デビューとなるスティーブン・クォーレ。ジェームズ・キャメロン監督に気に入られ,『アビス』(89)『ターミネーター2』(91)『タイタニック』(97)『アバター』(09)の第二班監督・撮影,VFX監修を担当し,IMAX 3D映画『ジェームズ・キャメロンのタイタニックの秘密』(03年10月号) では共同監督も務めている。それならVFX経験も十分で,3Dカメラの使い方にも通暁している訳だ。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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New Line Cinemaは元々Time Warner傘下の映画製作会社であるが,従来のギャガ配給でなく,親会社のワーナー配給となり,本シリーズもすっかりメジャーな存在になってしまった。それでもB級ホラーの味付けが残っているのは嬉しいし,まだまだこのスタイルを維持していってもらいたいものだ。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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(画像は,O plus E誌掲載分に追加しています) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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