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■『ブレイド3』 :シリーズ完結編。ヒューマン・ドラマが続くと,こういう破壊的なアクションはスカッとして気持ちがいい。比較的低予算映画ながら,VFXも丁寧で脚本もしっかりしている。後半の見せ場で,赤と黒のコスチュームで登場するブレイドは実にカッコいい。
■『デンジャラス・ビューティー2』 :前作は美人捜査官がミスコンに潜入して活躍した。この続編は,相棒の黒人女性刑事との掛け合いがウリで,さしずめ女性版『リーサル・ウェポン』だ。ただし,サンドラ・ブロックがさほど美人に感じられず,楽しさも今イチ。
■『フォーガットン』 :ジュリアン・ムーア,ゲイリー・シニーズ共演と聞き,クールなミステリーだと予想した。前半の盛り上げ方は上手いが,結末は「そんなの,ありかよぉ」と呆れる。「『シックス・センス』以来,最も衝撃的なスリラー!」というが,「『サイン』に負けず劣らずの真相」の間違いだろう(笑)。
■『ザ・リング2』  :3年前にヒットしたハリウッド・リメイク版の2作目だ。小説とも日本版の続編とも異なる物語を用意し,『JUON/呪怨』に負けじと,本家の中田秀夫監督を起用した。狙いは成功で,小気味いいホラーに仕上がっている。「リング」ファンは,どう違った展開になるのか気になるだろうが,その期待を裏切らない。ナオミ・ワッツも魅力的だ。 |