 |
 |
 |
  |
|
 |
O plus
E誌 1999年11月号掲載 |
|
|
 |
 |
 |
|
|
『シックス・センス』 |
(スパイグラス・エンターテインメント作品 /東宝東和配給) |
|
 |
|
 |
|
|
|
 |
|
|
|
|
(1999/9/20 東宝東和試写室) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
 |
|
|
|
|
怖いけれど大満足
| |
|
なんとも評者泣かせの映画である。期待と予想を外され続け,怖がらされ驚かされ,結果 として大満足の秀作と言えるだろう。
まず,ブルース・ウィリス主演で,この夏全米興行収入5週連続第1位 というから,『ダイ・ハード』『アルマゲドン』級のアクション大作を想像したが,見事に外れた。原題はThe
Sixth Sense(第六感)で,VFX作品リストに載っていたから,『フィフス・ディメンジョン』調のSFで,物が飛んだり透けて見えたりの特撮が出てくるのかと思ったら,これも外れた。VFXは,後でじっくり考えなければ,どこに出てきたか分からないほどである。
超能力を持った少年(ハーレイ・ジョエル・オスメント)の閉ざした心を,児童精神科医(ブルース・ウィリス)が解きほぐす物語で,新感覚のサイコスリラーだという。ブルース・ウィリスの渋い好演という事前評も余りピンと来なかった。
上映中も,このキャスティングには納得できなかった。この役ならロビン・ウィリアムスかジャック・ニコルソンの方が適役だし,まだケビン・コスナーやリチャード・ギアでも我慢できると思いながら見ていた。
見終わって,やはりブルース・ウィリスでも良かった。いや,このキャスティングだからこそ,口コミで人気を呼び,5週連続1位 もなるほどと納得した。ちなみに,公開当初は凄かったものの『スター・ウォーズ エピソード1』の首位
は4週どまりで,『オースティン・パワーズ・デラックス』に明け渡している。
主人公の少年を演じる,H・J・オスメントは,恐ろしいくらいに上手い。これぞ天才だ。「ラストに近づくほど怖くなる」(サンフランシスコ・クロニクル紙)展開は,この子の演技力あってのものである。
脚本・監督は,29歳の新鋭監督M・ナイト・シャラマン。自ら医師役で登場していたようだが,彼も逸材だ。まだ3作目だというのに,映画作りのコツを飲み込んでいて,観客に大胆に挑戦してきている。美しく静かなフィラデルフィアの街並みも,キャメラワークも大いに恐怖心を煽ってくれる。
「恐怖に耐えた観客には,素晴らしい報酬が用意されている」(シカゴ・トリビューン紙)のを,読者諸氏には是非自ら体験してもらいたい。評者無用である。
| |
|
( ) |
|
|
|
もう一度始めから観てみたい |
|
|
|
ハイ皆さん,怖かったですねぇ,驚きましたねぇ(笑)。 |
 |
『ディープ・ブルー』とは別の怖さですね。あちらもオススメですが,こちらは超オススメです。 |
 |
脚本も演技も素晴らしいでしょう。 |
 |
すごいですね,あの子は。アカデミー賞に,主演子役賞というのはないんですか? |
 |
そんなのないですよ。既に最年少の主演男優賞の有力候補だそうですよ。脚本賞にもノミネートされると思いますね。 |
 |
ところで,視覚効果はどこで使われていたのですか? |
 |
どこでしょうねぇ(笑)。特殊メイク効果 デザイン&制作にスタン・ウィンストン・スタジオ1),視覚効果はドリーム・クエスト・イメージズ2)といった一流どころの名前は出てるんですけどね。死者の血塗られた後頭部や火傷の後など,メイクアップでなくディジタル処理で後から付加したのじゃないかと思います。シーツに残った不自然な血の跡もそうかな?
|
 |
そういうことを一切気にせず観る映画ですね。
|
 |
もう一度始めからじっくり観たくなること請け合いなので,入れ替え制でない映画館がいいでしょう。
|
|
|
|
|
|
|
用語解説 |
|
|
|
|
|
- スタン・ウィンストン:特撮スーパバイザー。ILM在籍時代に『ターミネーター2』『ジュラシック・パーク』を手がけ,ジェームス・キャメロンとともにデジタル・ドメイン社を設立した。『タイタニック』で話題を呼んだが,その後役員を辞任し,自らのスタジオを独立させた。
- Dream Quest Images:老舗の中堅特撮会社だが,現在はディズニーの傘下に入っている。『アビス』でアカデミー賞受賞。『マスク』『アルマゲドン』等にも参加。
|
|
|
 |
|
|
▲ Page
Top |
|
|
 |
|
|
|
|
|
|
|
 |
<>br