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国公大には少し学力が足りなくて,私立では,最初から立命館が第1志望だったので…….
高校からは立命館全体で数十人入学しているかと思います.学校の近くに大阪茨木キャンパス(OIC)ができたので,人気も上がっているようです.
高校からは立命館全体で数十人入学しているかと思います.学校の近くに大阪茨木キャンパス(OIC)ができたので,人気も上がっているようです.
初めから情報系志望でした.オープンキャンパスでBKCにやって来て,木村先生にXドームのデモを解説して頂き,こんな凄い装置があるのかと感激しました.
その時に残っていたのは私一人だったのですが,ゆっくりお話できて,実世界情報コースの木村研に行きたいと考えるようになりました.
初めから情報系志望でした.オープンキャンパスでBKCにやって来て,木村先生にXドームのデモを解説して頂き,こんな凄い装置があるのかと感激しました.
その時に残っていたのは私一人だったのですが,ゆっくりお話できて,実世界情報コースの木村研に行きたいと考えるようになりました.
それを聞いた時はとても残念でした.でも,HMDを使った重さ知覚の錯覚も面白かったし,ジュベナイルプロジェクトでもHMDを使う班に入りました.
大学入学当時から決めていました.理系なら,大学院まで行くのは普通だとも聞いていました.当初は他大学の大学院に進むつもりでしたが,総合的に考えて,立命館の内部進学に切り替えました.
先輩たちからもそう言われて,内部進学にしました.
「立命館TRPG倶楽部」に在籍していました.本拠地は衣笠キャンパスですが,BKCにも支部があります.
TRPGというのは,Tabletop Role-Playing Gameの略です.ビデオゲームのRPGはご存知ですよね?あれとは違って,複数人で道具を使って行うテーブルゲームの一種です.役割分担をして会話をしながら,ルールに従って一緒に作品を紡ぐ感じです.1回につき最低1時間はかかり,長い場合は日を跨ぐ場合もあります.
基本的にはサークル内でプレイする趣味の会ですが,外部の人を入れてやる場合もあります.衣笠では週一でやっていますが,BKCでは月に1回程度の開催でした.高校時代から知っていたのですが,1人でやるのは小規模のものしかできませんでした.大学に入ってこのサークルの存在を知り,すぐに参加することにしました.
TRPG倶楽部活動の1コマ.紙と鉛筆,サイコロを使ってプレイする.
昨年までは,オンラインでボイスチャットを利用してやっていました.もう私は参加していないのですが,今は対面とWeb上で公開されているTRPGサイトを利用することの両方だそうです.
シナリオライタ兼モデラでした.シナリオライタは,ディレクタに継ぐNo.2的な役目ですよね.私は梶山さんのように人を引っ張って行くタイプではなく,縁の下の力持ち役割の方が向いていると感じています.卒研1の作品制作で江波戸君の補佐役でしたが,その江波戸君がピタゴラ班のディレクタ役に立候補したので,卒研1の延長でシナリオライタに手を挙げてしまいました.
かなり凝った作品になり,チーム全体としては満足できるレベルに達したと思いますが,自分の担当した箇所のクオリティはもっと高めることができたと感じています.ジュベナイル期間では現実空間のピタゴラ部分に力を入れ過ぎたので,このバージョンアップを図るなら,仮想空間側を強化したいと考えていました.
CC1階の展示室での「MRピタゴラIII」の制作風景.
現実世界に多数の部品があるが,大型モニタの左半分には仮想部分が表示されている.
口頭発表と展示発表の両方をしました.昨年9月のVR学会の年次大会は,当初OIC開催の予定だったので,OICにシステム一式を持ち込んでデモ展示するという計画でした.野間先生と木村先生が実行委員長で,地元の立命館で恥ずかしいデモ展示はできないということで,石田先輩(当時M2),敷島先輩(当時M1)と,相当気合いを入れて「三代目MR ピタゴラ兄妹 with RV-XoverKit」* なるMR作品に仕上げました.
* この作品名は,NHK Eテレ『ピタゴラスイッチ』に登場する「ピタゴラ3兄弟」と「三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE」をもじったもの.RM2C内での「MRピタゴラ」開発のVer.3であったことにちなんでいる.
ところが,たまたまコロナ禍で,対面発表,対面展示はなくなり,すべてオンライン開催となってしまいました.夏休みもかなりの時間を使ったのに,とても残念でした.
Biaural Meetというオンラインコミュニケーションツールで,東工大で開発されたソフトだそうです.大きなホールのような仮想空間があり,複数のデモ展示やポスタ展示が行われていて,参加者は近づくと発表者の声が聞こえ,発表内容が見えるという仮想体験を模したものです.展示発表側も慣れないので,使いこなすのが一苦労でした.
参加者の人だかりがどこにあるかも分かるシステムで,嬉しいことに参加者の大半が私たちのデモに集中していたようです.もっとも,メインキャスタ役の私はカメラに向かって説明するだけで,人だかりがあったことは全く分かりませんでした(笑).
質問に答えるのにも精一杯でしたが,レベルの高い質問が多く,参加者の理解度,満足度は高かったと,先生方から褒めて頂きました.
完成した作品を入念に点検
リハ中はまだマスク着用
Biaural Meet利用での実行画面
(いつも人だかりができていたことが分かる)
ぎりぎりまで実験結果が得られず悪戦苦闘していた同級生に比べると,かなり楽だったと思います.発表できる題材もかなりあったのですが,たった7分の持ち時間では,学会発表時の参加者の反応を話す時間もなく,あっけなく終わってしまいました.
作業している展示室に積極的に顔を出して,色々アドバイスをしました.Unity,Blenderや石田先輩が開発された最新ツールの使い方を教えるだけでなく,私自身が学会発表時に詰まった質問にも答えられるように指導しました.
後輩への指導を通して,石田先輩のツールや私の開発したツールの使いにくさ,未実装だった機能が明らかになり,指導側にも大いにプラスになりました.
できれば,VRやDRを応用できる会社に就職して,大学で学んだことを活かしたいです.まだ,どんな会社でそれができるのかは探し切れていませんが,先生方や先輩たちのご意見も聴いて,じっくり考えたいと思います.