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(注:本映画時評の評点は,上から![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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シリーズ4作目で原点回帰・再浮上を狙った2作品 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
何かと共通項の多い2作品だ。毎度米国の批評家には酷評されるが,固定ファンの多い人気シリーズである。共に4作目となる今回は何やら題名も似て来たが,元来ジャンルは違う。片方は無法ストリート・カー・レースを描いた爆走バイオレンス・ムービーであり,他方は登場人物が次々と惨い事故死をするサスペンス・ホラーである。配給会社が首尾一貫しない邦題をつけてきたが,原題は4作目で原点帰りをし,起死回生の再出発を図ったという点ではとてもよく似ている。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
原メンバー復活は正解だが,レース場面は新味なし | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
さて,片方ずつ語ろう。1作目の『ワイルド・スピード』は小気味いい秀作だった。主演はイケメン潜入捜査官のポール・ウォーカーと盗品密売アウトローのヴィン・ディーゼルで,悪漢ものとしても出色だった。LAを舞台に,ニトロ噴射装置を配した改造カーの爆走がウリだった。「この映画はプロのスタント・ドライバーの運転によるもので,絶対に真似しないように」との注がついていた。2作目はP・ウォーカーだけが1枚看板でマイアミに舞台を移したが,魅力は倍増どころか半減だった。3作目は繋がりもなく,主役も変わり,舞台を東京になっただけで,全くの駄作だった。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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レース模様は少しマンネリで新鮮味はないが,ファンにはこれでいいのだろう(写真3)。ドリフトのオンパレードで,徹底的に暴力的,アウトローで,あまりクールではない。まるで高倉健と鶴田浩二が登場する東映仁侠映画を思い出させる古くささだ。それでいて,CG/VFXはかなりパワーアップしている。というか,従来は実写のカー・スタントをウリにしていたのに,かなりのシーンがCGで代用されている。CG/VFXでコストダウンを図っていると言っても過言ではない。アメリカとメキシコの国境の地下を通る秘密のトンネルが登場するが,このトンネル内の疾走シーンの大半はCG製だろう(写真4)。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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キワモノに3Dを組合せて,刺激度は倍増 |
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一方の『Final Destination』シリーズは見事なまでに定型化されたパターンを踏襲している。毎度若い無名俳優たちを起用してコストダウンを図るとともに,徹底したB級ホラーの味付けを守り続けている。若い男女の中の誰か1人が予知夢を見る能力があり,大惨劇に巻き込まれて死ぬことを免れる。ところが「死の運命」から逃れることはできず,生き残ったはずの者たちが,次々と凄惨な事故死を遂げるというパターンだ。大抵のホラーは最後はハッピーエンドなのに,この映画は遠慮会釈がない。それも目を背けたくなるほどの酷い死に方,滑稽とも思えるような展開だ。評論家にキワモノと酷評されても,面白いものは面白い。一度観たらやめられない,病みつきになる3年おきの「恐怖の祭典」である。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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本作の別の工夫は,次はこう来るだろうと予想させておいて,それを見事に外してくる。2段,3段構えで事故死に追いやったり,そのまま何事もなく終わらせたりする。完全に見慣れたファンを欺く手口である。そのためか,前作までの怖さが少し減ってしまったのが残念だ。本シリーズの根っからのファンである筆者は,この意外性の演出が気に入らず,少し評点を下げた。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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(画像は,O plus E誌掲載分に入替・追加しています) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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