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(注:本映画時評の評点は,上から![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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過ぎたるは及ばざるがごとし,やり過ぎは嫌われる | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
少し覚悟を決めて映画館に向かった。6月19日金曜日の夜のことである。北米が6月24日公開なのに,日本では20日に世界最速公開という触れ込みだった。日本のタカラトミーが発売するロボット玩具がもとなので,敬意を示すと同時に,世界第2位の市場をより大きくしておこうという目論見なのだろう。その世界最速がいつの間にか,主要都市の映画館ではさらに前日からの先行上映となっていた。早くても中身が良くなる訳はないのだが,マニアックな映画ゆえに少しでもファン心理を煽り,劇場に脚を運ばせようという魂胆だ。どんな観客が初日から観に行き,どんな感想を漏らすのかが知りたくて,初日の夜のシネコンの大きなシアターを選んだ。 |
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VFX担当は前作と同様に,ILMとデジタル・ドメインだ。前者が約300人,後者が約200人の精鋭を本作品に投入している。ILMはほぼ同じ時期に『スター・トレック』(08年6月号)『ターミネーター4』(同7月号)の膨大なVFX制作を進行させ,DDは『G. I. ジョー』(09)や『2012』(09)なども手がけていたはずだ。そう考えると,VFX産業の体力もかなりついて来た。 予想通り,新たな種類のメカが多数登場する(写真3) 。そりゃそうだ,提携したビデオゲームやキャラクター玩具を売るには,個性的なキャラを多数作るに限る(写真4)。工夫の跡は見られるが,メカの材質感が表に出過ぎているためか,敵方の凶悪なロボットがまるで怖くない。全編メカ同士勝手に戦っているだけで,地球の危機といってもリアリティはないし,恐怖心も緊迫感も湧いて来ないのである。ただただ騒々しく,今回も尺が長過ぎる。何やら,大音量で過激なロック・コンサートのようだ。一緒に乗れる観客には爽快で陶酔できる世界だろうが,好みが合わない観客には苦痛で早く終わって欲しい2時間半だ。 |
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それでも,CG/VFX的には秀逸と感じたシーンが3つあった。まず「キューブ」の小片がキッチン内のあらゆる金属物をトランスフォーマー化させてしまうシーン。これは楽しく,あっと驚くシーンだ。映画ならでは,CGならではの表現力だ。次に,猛獣の形をしたロボット(写真5)が発した多数の小さな金属球が建物に侵入し,それが増殖し変身する下りも見応えがあった。こちらもCGならではのパワーを活かした演出だ。最後に,北大西洋の米国艦隊が攻撃され,空母ルーズベルトが爆撃されるシーンも好い出来だ。物語に大きな影響を与えるシーンではないが,経験豊かなVFX技術者の腕の良さを感じた。それに続く海中の攻防も素晴らしい。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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前作の倍の製作費をかけただけあって,海外ロケもふんだんに行っている。ロンドン,上海,エジプト,ヨルダンへと物語が展開する。特筆すべきはエジプトのシーンで,とてもセットとマット画では表現できない壮大で質感の高いシーンが続く。贅沢な映画だ。 という風に,なるべく褒めるべき点を探して書いた次第だが,最後に観客の生の声を紹介しておこう。 |
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◆若い男性2人(10代?)の会話 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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◆20代のカップルの会話 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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