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(注:本映画時評の評点は,上から![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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新3部作のスタートは,重厚かつ緊迫感溢れる活劇 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
待ち遠しかった1作だ。それでいて,さて何をどう書こうか,少し悩み,緊張する作品である。今更言うまでもなく,VFX史に燦然と輝く偉大なる『ターミネーター2 (T2)』(91)の後継作品だ。本時評がどう評価するかが注目されているようなので,迂闊なことは書けない。今や,海外のCG/VFXスタジオで働く日本人クリエータ達も当欄の読者だというから,責任は重大だ。 |
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スカイネットの標的となったジョン・コナーとカイル・リースを巡る物語に,脳と心臓とだけが人間というマーカスが絡んで,見応えのある物語が展開する。シリーズ中のエピソードも随所に登場して,ファンサービスに余念がない。4分余の長い予告編が公開されていたが,それを全編に拡大したと思えば良い。後半のアクションはボリュームたっぷりで,レジスタンス・ムービーとしての出来映えは秀逸だ。ただし,予備知識のない新たな観客には,ただの暗いアクション映画としか映らないかも知れない。以下,VFXを中心とした見どころである。 ■ VFXカットの主担当は言うまでもなく老舗ILM。ほぼ同時に『スター・トレック』や『トランスフォーマー/リベンジ』も手がけているためか,全1300カット中の400カット以下に留まっている。PreViz担当はProof社。CGでAsylumやRising Sun Pictures等の応援の得た上に,ミニチュアやマット画専門の会社名があった。ILMからスピンオフした連中に外注しているのだろうか。産業としての広がりが感じられる。 ■ 別格の存在は,原点となったT-800型をデザインしたスタン・ウィンストン・スタジオだ。昨年急逝した創業者への追悼の意を込めてか,様々なマシンを登場させ,お得意の造形力を遺憾なく発揮している。粗暴な傭兵のT-600(写真2),高さ25mの捕獲者ハーベスター(写真3),バイク型のモトターミネーター(写真4),輸送用のトランスポート等だ。人間とマシンの混血であるマーカスの皮膚の下のメカを見せるサービスシーンは,過去の作品よりスケールアップし,色々工夫の跡が見られる。 |
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■ 後半はお馴染みT-800のスケルトン・モデルの登場場面(写真5)が目立つ。第1作目の恐怖心を再現したいという原点帰りの意図だろうか。では,その骨格に皮膚をつけたカリフォルニア州知事は登場するのだろうか?ちょっと笑いを誘う小粋な登場の仕方とだけ言っておこう。当然,肖像権料は払っているのだろう。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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■ 未来のコンピュータ画面のシーンも結構登場するが,透明板のディスプレイ,タッチ入力であまり新味はない。スカイネットの記憶スペースに進入し,データを検索するシーンは,分子モデルのような3Dデータ構造が描かれる。WWWのようなリンクを表示したつもりなのか,サプライズはなかったが,悪くはない。 ■ さて,総合評価の評点である。意欲作ではあるが,偉大なる『T2』と同等の満点をつける訳には行かない。先月の『スター・トレック』に比べて,楽しさも少ない。『T3』と同じ☆☆+にせざるを得ないが,本作の方がずっと見応えがあるとだけ言い訳しておこう。 |
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(画像は,O plus E誌掲載分とは異なり,Web掲載可能なものに限定しています) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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