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ハリウッド流週末家族連れ娯楽映画の模範解答例2 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
この映画も全世界同時公開だ。各配給会社の大作には,ほぼ必ず「字幕翻訳:戸田奈津子」と入るので,どれが広告宣伝に力を入れている作品かすぐ分かる。競馬なら,春のクラシック路線の有力馬には,武豊か安藤勝己が騎乗するのと同じだ。それが『アイ・アム・レジェンド』には名前がなかったので変だと思ったら,こちらの担当だった。いくらパワフルな戸田さんでも,この短期間に両方引き受けるのは無理だったようだ。 |
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(Web掲載が許可されていないため,O plus E誌に載せた画像ここでは割愛しました) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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全国5ヶ所のナショナル・トレジャーで記念試写会 この映画にキャンペーンの1つとして,清水寺で行われた試写会イベントを取材したので,述べておこう。 話題の大作となると,試写会が始まる前に,撮影日記の公開,ブログの他に,様々な企画・イベントで盛り上げようとする。オフィシャル・サイトを見て分かるように,この映画の付随企画も相当に多彩だ。その1つとして,全国で国宝・重文級の建物で一斉試写会を催すという。東宝の『日本沈没』(06年7月号)の時は,全国主要都市を高速ネットで繋いだ記念イベントがあったが,会場はただのホールだった。今回は「ナショナル・トレジャー」に相応しい歴史的な場所を確保しての「日本の宝試写会」というのだから,嬉しいではないか。 試写会場に選ばれたのは,次の5ヶ所である。 ・北海道は,札幌市中島公園にある「豊平館」。明治初期様式のホテル建築として重要文化財指定されている。 ・東北地方は,宮城県・松島にある「瑞巌寺」。伊達政宗が復興させた本堂が国宝指定されている。 ・中部地方では,愛知県の「犬山城」。ここの天守閣も国宝だ。 ・近畿地方に国宝は沢山あるが,今回は京都の「清水寺」。建物だけでなく境内も国宝で,世界遺産にも登録されている。 ・九州では,今年築城400年を迎えた「熊本城」。宇土櫓をはじめ13棟が,重要文化財に指定されている。 |
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博物学者・荒俣宏氏のトークショー | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
京都在住の筆者は,勿論,清水寺に出向くことにした。桜の名所,紅葉の名所でもあり,年中観光客で賑わっているが,実は外人を案内して来る以外には,あまり足を踏み入れたことがない。国宝という意識もなかった。まさか,清水の舞台からスクリーンを吊るすはずはないし,本堂の仏像を片づける訳には行かないし,どこで映画を映すのかと思ったら,「円通殿」だという。そんなのもあったのか……。 一斉の試写会は12月13日の夕で,清水寺では試写に先立ち博物学者・荒俣宏氏(写真1)のトークショーがつくという。この映画は単にストーリーを追うだけ楽しめるが,蘊蓄を傾けた解説がある方が楽しめるのは言うまでもない。 プレス関係者は,18時10分に仁王門に集合だった。師走の18時はもうすっかり暗いし,肌寒かった。翌日は赤穂浪士の討ち入りの日だから,雪が降っても不思議ではない(本当は旧暦だが)。折角なら,もう少し早く来て,久々に国宝・重文をしっかり眺めておけば良かったと少し後悔した。 会場の円通殿とやらは,仁王門から左に入った大講堂の中にあった。本堂や舞台は右手で,いつもそちらに一直線に向かうから知らない訳だ。スクリーンはやや小さめながらも,ここで一般者100名を集めての試写会を行うというのは,なかなか粋な試みだ(写真2)。 荒俣宏のトークは,ざっと以下のような感じだった。 ■ さっき清水寺を案内してもらったが,随求堂,本堂の向かいにある中身不明の秘物,アテルイの碑など,清水寺にもミステリーは沢山ある。こうした清水寺にあるミステリーを題材に,小説を書きたくなった。 ■ 昔見たヒッチコック映画で,自由の女神やラシュモア山には何かあると子供心に感じていた。秘密や不思議が隠されていた可能性はあると,本作を見て納得した。 ■ ナショナルトレジャー的視点で世の中の建造物などを眺めると,映画以上の面白いもの出て来るのではないか。日本文化を題材にすれば,絶対面白いものなる。次作では,ペリー艦隊に乗ってやって宝探しにやって来て欲しい。 ■ 言葉自身が暗号である。言葉を使っていることや映画を観るということ自身が,あらゆる世界の物事を暗号解読の目で見ていることになる。 ■ アメリカには歴史がないと言われているが,アメリカ人が先祖の汚名を晴らすという新鮮さに驚き,感動した。もしかして本当の話かと思わせるところがうまい。いい家族の映画にもなっている。 なるほど,ラシュモア山はヒッチコックの『北北西に進路を取れ』(59)にも出て来たし,アメリカ人が好きな大統領の顔を刻み込んだ想い出の地だ。リンカーンは彼らが最も好きな大統領の1人だが,その暗殺はケネディ大統領暗殺事件と同様,謎に包まれている。そう言えば,この映画で誘拐される大統領を演じたブルース・グリーンウッドは,『13デイズ』(01年1月号)でも,JFK役だった。秘密を握る大統領にピッタリという訳だろうか。 前作は合衆国内だけ,本作でパリ,ロンドンに出かけたのだから,荒俣氏の言うように,次回作は是非日本にやって来て欲しいものだ。ペリー来航にかこつけなくてもいいから,主人公のベン・ゲイツか親父が日本の宝探しをすれば十分だ。もともと脚本が上手いシリーズだから,期待したい。 |
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