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『父親たちの星条旗』  
2枚組。特典映像の全体は99分で,最近にしては長くない方だが中身は濃く,イーストウッドの映画作りの魂が伝わってくる。「メイキング」(約30分)は,スタッフやキャストの語りと撮影風景だが,丁寧な作りで見応えがある。アラスカを硫黄島の海岸に仕立てる苦労話があり,爆発,銃撃のSFXもこの中で語られる。「"父親たちの星条旗"の視覚効果」(15分弱)は,多数の残存資料忠実に不自然でないVFX製作の解説。担当はデジタルドメイン社で,アイスランドでの撮影がまるで硫黄島に化ける様は一見の価値あり。兵士の足下への銃撃,海での爆発,海岸線に打ち寄せる波など,芸は細かく,レベルも高い。「ドキュメンタリー:硫黄島の戦い」(10分弱)は,本物のカラーフィルム記録だ。こんな映像資料が残っていることに驚く。まるで映画だ。
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『硫黄島からの手紙』
こちらも2枚組。時代背景,撮影風景,VFX等は上記『父親たち…』に譲ったためか,あまり価値ある特典がない。「メイキング」(21分弱)ではもう1本作ろうとした意図や脚本作りが語られる。「キャスト」(20分弱)は,俳優1人ごとの描写は丁寧だが退屈する。ワールド・プレミアや公式記者会見の様子ばかりが長い。 |
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