 |
実写とCGの違和感のない合成を聞かされていたので,かなり先入観をもって見てしまいました。予想していた以上に見事な仕上げですね。
|
 |
色調の調整や恐竜の肌の質感は驚異的です(写真1)。『ジュラシック・パーク』(93)を見直したら,全く幼稚に感じました。あちらも『ジュラシック・パーク3』で向上させてくるでしょうがね。
|
 |
キツネザルの毛も素晴らしかったし,隕石の墜落,火山の爆発もよく出来ていました。「生命の大地」の草原がCGだなんて,とても信じられません。
|
 |
私は,乾いた大地と雨に濡れた時とで,恐竜の皮膚をあそこまで使い分けられるようになったかと感心しました。背景は基本的には実写ですが,岩や木や草も,かなりCGで描き込んであります。
|
 |
そういうリアルさの中で,恐竜の老若男女が識別できるよう表現しているのは,ディズニー・アニメーションの腕ですね。
|
 |
この映画のCG合成のために,Disney Feature Animationは,CGで実績のあるDream
Quest Images社を吸収してThe Secret Lab (TSL)を作りました。
|
 |
強いていえば,多頭数が移動するところの鳥瞰シーンが,少し嘘っぽく感じられました。
|
 |
我々がそういう恐竜像を見慣れてないからかも知れませんね。この映画の場合,アップの演技の方が,擬人化して演出しやすかったのでしょう。
|
 |
でも,ここまでリアルな表現力をもちながら,それほど面白くないのが残念で…(笑)。
|
 |
3種のアニメ製作方法を手の内に入れたけど,それをどう生かすかはこれからの課題ですね。『トイ・ストーリー』も2作目でぐっと良くなりましたから。
|
 |
では,アラダーとニーラの子供たちが活躍す『ダイナソー2』に期待しましょう(笑)。
|