![]() |
||||||||||||||||||||
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
||||||||||||
|
![]() |
![]() |
![]() |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() ![]() |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
|
![]() |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
|
![]() |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(注:本映画時評の評点は,上から![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
毒気がとれたドリームワークス・アニメの最高傑作 |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
口直しという訳でもないが,同じ配給会社が扱う良質のフルCGアニメに移ろう。もはやフルCGアニメというだけで紹介するのは止めたと何度か述べたが,やはりこの夏公開の2作は語らざるを得ない良作だ。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
![]() |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
森や岩の描写は精緻で,いつものように炎や水の処理も見事だ。闘技場でのドラゴンとの闘いのアクション・デザインも秀逸であれば,鎧・兜,盾,斧などの金属部分の光沢感など細部の描写もなかなかのものだ(写真3)。そして,2D版で観ていても,ここは3Dでの立体効果を意識したものだなと分かるシーンが随所に登場する(写真4)。その極め付けは,ヒックを背にしてトゥース(実は,伝説のナイト・フューリー)が縦横無尽に飛翔するシーンだ(写真5)。終盤の盛り上げ方として,見事としか言いようがない。『アバター』(10年2月号)にそっくりだと言われればその通りだが,『ハリー・ポッター』シリーズのクィディッチのシーンをも思い出す。大の大人が観ても十分楽しめる文句なしの良作だ。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
![]() |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
満を持しての3作目は佳作だが,果して前作以上か? |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
もうこの作品で来年のオスカー(長編アニメーション賞)は決まりだと感じたのだが,おっともう1本,強敵が控えていた。長編フルCGアニメの記念すべき最初の作品となった『トイ・ストーリー』の第3作目である。7月号には間に合わなかったので,Web 上だけでの紹介のつもりだったが,余りに世評が高いゆえに『ヒックとドラゴン』と並べて語ることにした。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ママの間違いから,おもちゃ達はゴミ袋で捨てられそうになるが,危機を脱した後も託児所にもらわれて行ってしまう。刑務所さながらの託児所を舞台に,新旧のおもちゃ達の冒険物語が展開する。満を持しての製作だけあって,物語も構図もよく練られている。特に,1作目から登場しているキャラ達には,それぞれの個性に応じた出番が用意されている(写真7)。ミスター・ポテトヘッドの活躍は助演男優賞ものだ。衣類,頭髪,毛並みの描写も一段と進化している。悪役のロッツォは存在感も縫いぐるみとしての質感も抜群だ(写真8)。ゴミ袋,段ボール,トイレット・ペーパーなど,何気ない小物のリアルさにも感心する。大量のゴミの描き込みも凄いが,最高峰はアンディやボニーの自宅周辺の樹木や庭のデザインと精緻な描写だ。振り返って見れば,第1作目から街路樹はかなり描き込んであったが,この15年間のCG技術の進歩は歴然である(写真9)。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
そして,誰もが切ない気持ちになる感動のエンディング,そこに追い討ちをかけるように,エンドロールで流れる楽しいシーンの数々……。シリーズで順を追う毎に続編の質が上がるのは珍しいと,あちこちで高く評価されている。本当にそうか? そう語る批評家達は,前2作を隅々まできちんと観たのか? 本作はかなりの佳作であるが,作品としての完成度は『トイ・ストーリー2』の方が上だ。ほんの少しの差であるが,その前作に敬意を評す意味で,この映画の評価を☆☆+に留めた。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(![]() |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(画像は,O plus E誌掲載分から入替・追加しています) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
▲ Page Top | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |