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(注:本映画時評の評点は,上から![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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真面目で丁寧な作りだが,もう少しCGにも予算を | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
今月の邦画界は,どういう訳か時代劇ラッシュである。先の『BALLAD』のような変則の時代ものではなく,この2本とも堂々たる本格的時代劇で,東映と松竹が共に今年一番の期待作と位置づける力作である。この他にワーナー・ジャパンが製作した『TAJOMARU』もあるが,残念ながらそれは未見だ。それにしても,何で同じ月に4本もぶつけるのか。皆が,秋のシルバーウィークには時代劇が相応しいと考えたのだろうか。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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監督は『化粧師 KEWAISHI』(01)の田中光敏。主人公の岡部又右衛門に西田敏行,その妻・田鶴に大竹しのぶ,織田信長に椎名桔平というキャスティングだ。脇役陣は,寺島進,笹野高史,夏八木勲,緒形直人といったそこそこの顔ぶれなのだが,何しろ西田敏行の存在感が大きい。原作よりも感動風味付けの脚本だが,ちょっと彼の演技力に頼り過ぎといった感じで,他が少し霞んでいる。それでも,椎名桔平の信長はなかなか良かった。田中監督との相性がいいのだろう。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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このカムイなら,コミックファンも納得の意欲作 |
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一方の『カムイ外伝』は,日本のコミック界の金字塔,白土三平作の「カムイ伝」からのスピンオフした「カムイ外伝」を初めて実写映画化したものだ。監督・脚本は『血と骨』(04)の崔洋一,共同脚本執筆は売れっ子の宮藤官九郎で,主演のカムイ役を『L change the WorLd』(08)の松山ケンイチが演じている。共演は,小雪,伊藤英明,佐藤浩市,小林薫,大後寿々花といった面々で,こちらも豪華なキャスティングだ。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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正直言って,この映画化にはあまり期待していなかったのだが,嬉しい誤算であった。まず,松山ケンイチのカムイが,かなり似合っている。これなら,全作品を熟読してきたファンの目から見ても合格点である。沖縄に設けた幸島オープンセットも千石船(写真6)もしっかり作られていて,造作にも演出にも手抜きを全く感じない。先が読めない攻防に真剣さが伝わってくる。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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最大の成功要因は,CG/VFXやワイヤーアクションをふんだんに取り入れたことだろう(写真7) 。決してその質は高くないのだが,量で勝負した上に,使いどころが秀逸だ。CG製の鮫は「ジョーズ」(75)のパロディかとニヤリとするが,その鮫を一刀両断するシーンは痛快だ。大波の中を進む小舟の構図なども,白土三平作品らしい雰囲気を醸し出している。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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(画像は,O plus E誌掲載分に入替・追加しています) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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