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(注:本映画時評の評点は,上から![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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結末は平凡な予定調和だが,全編抱腹絶倒の佳作 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
合言葉は「レッツ,ハンサム」だ。「洋服の青山」には,着るだけでハンサムになれるスーツがあります!
というキャッチコピーがテレビCMやWebサイトで流れている。まさしく,魔法のスーツを着れば,どんなブサイクでもハンサムに変身できるというのがテーマのコメディだが,別に企業宣伝の映画ではない。先に企画・脚本があり,特別協賛として作品中に実名の店舗が出て来るだけに過ぎない。ただし,このタイアップは正解だ。これが海外のDCブランドだったら「ハンサム」は嫌みだが,「洋服の青山」はこの抱腹絶倒のコメディには似合っているし,映画の知名度を高めてくれる。 |
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テーマと表題からして,ギャグ映画だと分かっていたが,これは相当に面白い。物語は,琢郎と杏仁の入れ替わりのドタバタ喜劇と琢郎のラブロマンスの2つの柱で展開する。脚本も演出も「笑い」のセンスがある。醜男が美女に恋して,なぜかそれが叶いそうというのは『シュレック』(01年12月号)を彷彿とさせるが,ギャグの連発度合いはずっと上だ。映画終了後も,会場は「久々に面白い映画を観た」という絶賛の声で溢れていた。業界関係者の試写会では珍しいことだ。 この映画のCG/VFXシーンはといえば,ハエやくしゃみの飛沫は勿論CGだし,お目当ての変身過程も当然VFXの産物だ。そのいずれも,はっきりそれと分かる稚拙で滑稽な出来映えだが,この映画にはその素朴さが合っている。意図的な演出の1つだろう。ハンサム・スーツ自体が,『ゴーストバスターズ』(84)の「マシュマロマン」を思い出す(写真3)。これも当然パロディだ。 ところで,この映画は配給元から,展開や結末等,ネタバレしないようにキツーイお達しがある。一瞬,何のことかと思った。そんなに秘密にするほどの驚きの展開なのか? 筆者には,全くの予定調和,想定の範囲内の平々凡々たる結末に思える。もっと意外な,ひねりのあるエンディングにしても良かったかと思うくらいだ。 さて,この映画をこれから観る読者に素朴な質問がある。普通の男性には,寛子と本江のどちらが魅力的に映るのだろう? 筆者は,最初から本江の方がずっと魅力的に感じてしまう。これは鈴木おさむの脚本の巧みさのせいなのか,それとも筆者が女性の美醜を気にしなくなった年齢域に達したせいなのだろうか? |
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(画像は,O plus E誌掲載分から追加しています) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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