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疲れましたね,この映画(笑)。全部観るのには,かなりエネルギーが要ります。 |
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先月号で『ワイルド・ワイルド・ウエスト』の対抗馬はこれだと書きましたが,まるで異質の作品でした。ついでに訂正しておくなら,TV番組の『ワイルド・ワイルド・ウエスト』は,日本でも1965年から『ワイルド・ウエスト』という名前で放映されていたそうです。私はその頃,受験勉強であまりテレビを見ていなかった。映画館にはせっせと通
ってましたが…(笑)。 |
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久々のシュワちゃん主演の映画というので,『ラスト・アクション・ヒーロー』『トゥルー・ライズ』『イレイザー』のタッチを想像してしまいました。今回も相変わらずタフですが,あんなワンパターンなスーパーヒーローでなく,人間臭い役柄でした。 |
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銃を沢山もって不死身のサタンに立ち向かうところや,ヘリのシーン,地下鉄のシーン等々,数えてみれば『マトリックス』に似てるんだけど,エンディングが違いましたね。 |
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何かすっきりしないというか…。 |
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視覚効果 総指揮はスタン・ウィンストンですから,死体のメイクアップなどは『シックス・センス』にも似ていたでしょう? |
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『シックス・センス』は最後が素晴らしかったですよ。アメリカ映画なら,もう少しスカッとさせて欲しいところです。 |
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あれで人類は救われたということでしょう。十字架に架けられたように,シュワちゃんが実はキリストなんだという暗示なんですよ。だったら,すぐに復活して貰いたいところですけどね。
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あの運命の女性を救わなきゃいけない必然性が感じられません。舞台がニューヨークで,タイムリミットがアメリカ東部時間の午前零時というのも不自然です。
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「グレゴリウスは悪魔復活の年から逆算して現在の暦を作ったのだ!」と言ってました。こじつけ,ご都合主義もここまで来ると凄すぎて笑えてきます。
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まだバチカンかイエルサレムなら分かるし,せめてグリニッジに合わせて欲しかったです。
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見どころは有りませんか?
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サタン役のガブリエル・バーンが渋くていいですね。疲れますが,アクションの演出はうまいし,炎の使い方は見事だったと思います。座席まで振動するほどの音響も大迫力です。
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一般の映画館でもそうなのかな? イマジカの試写 室の音響効果が凄すぎるんですけどね。
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日本人好みじゃないと思いますが,今年の正月映画は不作なので,悪くない方でしょう。
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オカルトが好き,アクションも好き,SFXも好きというファンには,入場料分は十分に楽しめます。
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