![]() | ||||||||||||||||||||
![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ||||||||||||
|
![]() |
![]() |
![]() |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() ![]() |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
|
![]() |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(注:本映画時評の評点は,上から![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ビッグ4のトリは,鳥が相手役 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
こちらも同時公開で,ソニー・ピクチャーズのビッグ4のトリを務める。またまた続編もので,同社のシンボル的存在をめざすスチュアート・リトル君の再登場だ。『トイ・ストーリー2』を意識したかのような2作目の作り方で,同様な成功を収めている。 監督のロブ・ミンコフはじめ,スチュアートの声のマイケル・J・フォックス,リトル家の面々も前作に引き続き登場だ。前作でも存在感を示したペルシャ猫のスノーベルは,予想通り登場場面がぐっと増えている。リトル家には女の赤ちゃんマーサが生まれているが,この続編の重要な役どころは,スチュアートの恋人となるカナリアのマーガロ(写真左)と敵役の鷹のファルコンだ。ストーリーは単純で勧善懲悪のホームドラマだが,カラフルな画面,大胆なカメラワークの中でのスチュアートの冒険には見せ場が多く,期待以上の素晴らしい出来だ。上映時間は1時間18分と短いが,中身は濃い。 VFXの主担当は言うまでもなくソニー・ピクチャーズ・イメージワークス(SPI)社。リズム&ヒューズ社も参加していたが,これはスノーベルのアニマル・トーク部分だけだろう。SPIとしては前作より少ない250名強の参加で,VFXスーパバイザも御大のジョン・ダイクストラではないが,同時進行で『スパイダーマン』や『MIB2』を手がけていては,そうそう手が回らなかったと思われる。それでも同社の代表作らしい力の入れようで,ILMにとっての「スター・ウォーズ」のような重みを持つのだろう。 以下,その見どころである。 ■スチュアートの毛が30万本から50万本に増やされ,毛づややヒゲの微細さも向上した。実写シーンに落とす影,映り込みなど丁寧な処理で,サッカー場の芝生の上のスチュアートなどは絶品だ。 ■スチュアートが乗る真っ赤なロードスター,黄色いオモチャの飛行機は,一部実物で大半はCGだろうが,その繋ぎ目や質感の差を感じさせず,色合わせも見事だ。極彩色を嫌みなく上手く使い分けているが,『SWエピソード2』を観た後だっただけに,「フィルムってこんなにキレイだったのか」と感動してしまった。 ■ゴミ運搬船の上のスチュアートを描いたシーンの視覚効果も秀逸だ。何が実写で何がCGか全く区別できない。カメラをパンしながらのシーンだから,マッチムーブやオクルージョンの処理も加わっている。空の雲や遠景のマット画にはやや難があったものの,VFXの平均的な質の高さでは今年度No.1作品と言えるだろう。 ■前作にも増してスチュアートのコスチューム・デザインが素晴らしい。赤いジャンパー,黄色いレインコート,緑のタータンチェックのパジャマ,赤と青のトレーナーと多彩で,14組もデザインされたというが,出色は赤や緑のニットのセーターだろう。編み目まで詳細が見える毛糸の質感が見事だ。ビデオやDVDでそこまで見えるか分からないから,CG関係者なら是非劇場で観ておくべきだ。 ■本続編のセールスポイントの1つは,ファルコンの動きだ(写真右)。羽根を広げた姿,飛翔へと移る動作は,CG史の新たなページに書き加えられるだろう。既に昨年8月のSIGGRAPHでその制作過程が紹介されていたが,完成までに随分と向上したことが分かる。羽根の1本1本まで丁寧にモデリングしたオーソドックスな積み上げの成果と言える。 ■そのファルコンと飛行機に乗ったスチュアートの空中戦は,文字通り大空高くからの鳥瞰視点での大胆なカメラワークで描かれる。ここで活躍する「スパイダーカム」は,リモコンの超小型へリの組み込まれたカメラで,何100メートルものケーブル上を水平方向にも垂直方向にも移動する。文字通り『スパイダーマン』でも使われたが,本家よりもこちらでの利用効果の方がずっと上だ。この鳥瞰視点でのダイナミック視点移動にマッチしたCG映像の威力も満点で,この映画のスケールをぐっと大きく,そして楽しくしている。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(![]() |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
衣装デザインは,オスカー候補? | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
▲ Page Top | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
![]() |