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『ナイト・オブ・ザ・スカイ』 
1枚もの。「ドキュメント・ナイト・オブ・ザ…」は,エピソード10編の集まり。各々は約3〜4分で全部観ると冗長で退屈する。VFXの話はほとんどなく,若干コックピットの撮影風景があるだけだ。それだけ実写中心だった証拠でもある。「ミラージュ2000 ザ・ライド」(3分半)は本物の撮影の魅力で,大迫力だ。 |
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『SAYURI』 
2枚もの。VFX解説はないが,特典映像全体は2時間弱もある。小説から映画へのプロセス,日本のロケハンの様子,芸者の特訓などは,日本文化や京都(清水寺,伏見稲荷等)のガイドとして良質で,芸者世界の紹介は我々にもためになる。「花街を建てる」を観ると,日本映画にもこれくらいの気概が欲しいと感じる。海外映画の方が日本の伝統を伝えてくれるとは,皮肉なものだ。 |
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『ミュンヘン』
2枚ものだが,特典映像は「事件の回想」「暗殺チーム」「時代背景」など固い話ばかりで,「撮影現場での体験」もPreVizにもVFXにもおよそ縁がない。VFXにILMが参加したという話はどこへ行った? 撮影・制作方法を学ぶには,全く不向きなDisc2だ。 |
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『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』 
1枚ものだが,特典映像は充実している。「ウォレスとグルミットのあゆみ」(20:22)は,ニック・パーク氏の卒業制作から始まったこのコンビの短編の歴史の概観で,技術の進歩のほども実感できる。同氏のアードマン社のパートナー関係も理解できた。
「『…野菜畑で大ピンチ!』ができるまで」(10:02)が一般的メイキングだが,ミニチュアの撮影風景以外は余り面白くない。2人の共同監督が,素朴でクールでスマートなのは印象的だ。「アードマン・スタジオ・ツアー」(8:32)は興味深い。これだけのクリエータが集まって,CGにはない手づくり感を出しているのに感動する。「ウサギの作り方」(3:31)も楽しい。どうやってクレイ人形を作り,変形するのかがよく分かる。 |
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『サウンド・オブ・サンダー』
1枚もの。予告編,完成披露試写会等の他は,約10分の「メイキング・オブ…」があるだけなので,これがろくにメイキング映像になっていない。監督,出演者の簡単なコメントのバックに本編の映像が流れているが,制作現場の情報は全くない。あれだけ大きなウリであったVFXの制作過程はどこに行ってしまったのだ? |
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