<ゲスト紹介>
 中島 洋(なかじま ひろし)
 1947年5月愛知県生まれで,東京育ち。1971年東京大学文学部倫理学科卒業。1973年同大学院修士課程修了。学生結婚をした一才年上の夫人との間に第一子ができたため,博士課程への進学を断念。新聞社の中で最も給料の高いと言われた日本経済新聞社へ入社。編集局産業部に配属され,1980年連載企画「これがマイコン革命」で編集局長賞を授賞し,頭角を表す。
 1981年より日経マグロウヒル社(現,日経BP社)へ出向。日経コンピュータ等の創刊に関与した。1984年本社産業部復帰後も,社内きってのコンピュータ・情報通として,各種イベントや出版物の企画にもタッチする。1989年より編集委員。1994年連載企画「マルチメディア革命」以来,一環して強気のマルチメディア報道を指揮してきた。経済審議会・構造改革推進部会委員,科学技術会議・研究情報高度化小委員会委員等の公職も歴任。主な著書:『マルチメディア・ビジネス』『イントラネット』(以上,ちくま新書)『エレクトロニック・コマースの衝撃』(共著,日本経済新聞社)など。
 脱サラ後は長野の別荘でパソコン通信を楽しみながらの小説家稼業,せめて大学教授兼文筆業と考えていたが,1997年2月まで同新聞社の退職手続きが延びたため,大学教授はしばらく棚上げ。4月より(株)アスキー総合研究所社長兼所長となる。
 趣味は,猫いじりと庭いじり。既に住宅ローンを完済したという自宅の中に9匹,外に10数匹の野良猫が棲息しているらしい。庭には,キウイ,ぶどう,さくらんぼが成る。これからは21世紀の日本のためにアスキーの若者を叱咤激励する「人いじり」も楽しみの一つ。


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