<ゲスト紹介>
 石井 裕(いしい ひろし)
 1956年東京生まれ。1978年北海道大学工学部電子工学科卒業。1980年同大学院情報工学専攻修士課程修了。日本電信電話(株)入社。データ通信システムの実用化に従事。1986〜1987年西ドイツのボンにあるGMD研究所客員研究員。1988年よりヒューマンインタフェース研究所にて,CSCW,グループウェアの研究に従事。1992年工学博士。
 1990年代に入り,CSCW,CHI等のメジャーな国際会議の常連となり,エネルギッシュなプレゼン力で日本人パワーを大いにアピールした。1995年より1年間,トロント大学客員助教授としてProf. B. Buxtonらと協同研究を行い,さらに研究への情熱がスケールアップした。
 コンピュータ界の巨人アラン・ケイに推されて,1995年MITメディアラボ準教授(日本人初のファカルティ・メンバー)となる。メディアラボでは,連日深夜までワーカホリック状態で,ハイセンスでスマートなアーティスト,あるいは世界トップクラスのハッカーである学生達とのディスカッションを楽しんでいる。
 現在,ACM TOCHIのAssociate Editor,International Journal of CSCWのAdvisory Board member等を務める。主な著書『CSCWとグループウェア』(オーム社),『グループウェアのデザイン』(共立出版)など。
 趣味は卓球,旅行,水彩スケッチ。頭脳集団のMITで生き延びてゆくためには,自分の頭にインストール可能なRAM Doubler,Speed Doubler(さしずめ電脳空間装置サイバースペースリグ?)の開発が必要だという。

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