![]() | ||||||||||||||||||
![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ||||||||||
|
![]() |
![]() |
![]() |
||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||
![]() |
|
![]() |
||||||||||||||||||
![]() |
||||||||||||||||||||
![]() |
||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||
まずは,話題の音楽映画のサントラ盤からだ。全34曲入りと聞くと驚くが,実際には15点は音楽ではなく,出演者たちが語るセリフパートである。即ち,歌唱曲の19曲は映画での登場順で,その間をセリフが繋いで,物語の流れが把握できる。 19曲の内,Bradley Cooperのソロが5曲,歌い方はAlan Jackson, ダミ声はBob Dylanに似ている。2人のデュエット曲は4曲あるが,劇中でも2人のヒット曲扱いの"Shallow"は,確かに名曲だ。Lady Gagaのソロでは,終盤の"Before I Cry"が上々だが,何をおいても語るべきはラストの"I'll Never Love Again"だろう。歌い出しは,『ボディガード』(92)の"I Will Always Love You"に似ている。そして,感動の熱唱と名曲度は76年版の"Evergreen"に勝るとも劣らない出来栄えだ。 | ||||||||||||||||||||
![]() |
■「くるみ割り人形と秘密の王国 オリジナル・サウンドトラック」 | |||||||||||||||||||
![]() |
||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||
国内盤が発売されているが,内容は海外盤と同じだ。全17曲収録で,15曲めまでが劇中で流れる演奏曲で,16曲目が映画のラストで流れた今売り出し中のピアニストLang Langの「くるみ割り人形 組曲」だ。そして,盲目のテノール歌手Andrea Bocelliが息子のMatteoと高らかに歌う"Fall On Me"がエンドソングである。 注目は最初の演奏曲群で,James Newton Howardがチャイコフスキーのバレエ音楽を随所に鏤めて映画音楽化したスコアだ。ゲスターボ・ドゥダメル指揮のロンドン・フィルハーモニア管弦楽団の格調高い演奏は,映画を見ずに単独で聴いても十分に価値がある。 | ||||||||||||||||||||
![]() |
■「Dr. Seuss' The Grinch Soundtrack」 | |||||||||||||||||||
![]() |
||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||
『グリンチ』のサントラ盤は,国内盤も発売予定だが,内容未定なので,輸入盤に触れておく。サントラ盤が2種類あり,表記は13曲入りで,グリンチゆかりの曲の新録が4曲,他は劇中でラジオ等から流れる既存のクリスマス・ソングである。このアルバムには新作の曲はない。 1曲目はラッパーのTyler, The Creatorが歌うテーマ曲"You're A Mean One, Mr. Grinch"だ。他の既存曲もRun-DMCのヒップホップやThe Brian Setzer Orchestraのロック調の賑やかな曲が中心だが,Nat King Coleの定番曲や最近のPentatonixのアカペラ曲もある。単独のクリスマスアルバムとしても味のあるコンピレーションだ。 これとは別に,Danny Elfman作曲のオリジナル・スコア(演奏曲)を収録したサントラ盤「Dr. Seuss' The Grinch (Original Motion Picture Score)」(25曲収録)も発売されている。映画音楽としては,正統派の作品だ。 [付記] 上記(A)(B)のいずれにも収録されていないが,日本の配給会社はSiaが歌う"Ho-Ho-Ho”をメイン曲扱いして,CMや劇場などでは流している(国内盤にボーナストラックとして収録される可能性もある)。映画中でも流れる軽快な曲だ。 ただし,この映画のために作られたオリジナル曲ではない。昨年(2017年)発売されたSiaのクリスマスアルバム「Everyday Is Christmas」に既に収録されていた曲である。 | ||||||||||||||||||||
![]() |
■「Destination Wedding (Original Motion Picture Soundtrack)」 | |||||||||||||||||||
![]() |
||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||
最後は『おとなの恋は,まわり道』のOSTだ。映画も大作ではないので,国内盤はないが,輸入盤購入以外にデジタル配信でも入手できる。全17曲は音楽担当のWilliam Rossのオリジナルスコアで,歌唱曲はない。BGMとして格別に心地良かったので取り上げることにした。 1曲目だけ典型的なモダン・ジャズだが,2曲目以降はアコースティック中心のラテン音楽だ。2曲目と13曲目の冒頭にトランペットが鳴り響き,時々アコーディオンの音も聞こえるが。基本的にギター・デュオかギター・トリオによる演奏である。この快適さは何かに似ているなと思ったら,そうだゴンチチ風だ! | ||||||||||||||||||||
![]() |
||||||||||||||||||||
(![]() |
||||||||||||||||||||
![]() |
||||||||||||||||||||
▲ Page Top | ||||||||||||||||||||
![]() |
||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||
![]() |