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(注:本映画時評の評点は,上から![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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最後まで緊張の糸が切れないヒトラー暗殺計画 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
これまでに一体どれほど多くの戦争映画が作られたのだろうか。古代史劇や戦国乱世の戦闘は絵空事で講談調の作品も少なくないが,第一次世界大戦以降の近代戦争を描いたものはリアルで,数々の政治ドラマや人間ドラマが描かれている。いつの時代も,映画の題材に事欠かない対象である。一時期,反戦思想や贖罪意識からの政治的メッセージ性の高い作品が多かった。最近はそれも乗り越え,ドラマとしての面白さを描く作品が増えていると感じる。戦闘・爆撃シーンがCG/VFX技術によって臨場感高く描けるようになったゆえに,監督は人間描写やストーリーテリングに注力できるのだろう。 |
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写真1 戦闘機のCG描写は定番だが,これに続く飛行・爆撃シーンも悪くない |
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彼の右手がないのや,左手の指が3本しかないのも,当然デジタル処理で消されているのだろう。これはさりげない描写で,あまり目立たなかった(写真2)。第二次大戦当時のベルリンの風景描写も当然VFXの出番だが,少し凝っていたのはヒトラーの隠れ家「狼の巣」だった。室内セットも時代を感じさせる力作だが,外観もスイス風の山中に位置して登場する。当然,このシーンはCG製の建物を実背景にデジタル合成したのだろう(写真3)。 この映画の真骨頂はそうした最低限のリアリティ表現をお膳立てした上で,後半は暗殺計画の緊迫感を一気に描き切ったことにある。史実から,計画は失敗に終わったことは明白だが,そこに至る過程から全く目が離せない。遊びは一切なく,硬派の極上のサスペンス映画に仕上げている。さすがブライアン・シンガーだ。 |
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写真2 さりげなくVFXで加工して右手を消している |
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(画像は,O plus E誌掲載分から追加しています) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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