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試写会は大混雑で大変でした。1時間前でもう満員。アカデミー賞にノミネートされたせいでしょう。 |
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評論家以外に,有名人も一杯来ていました。 |
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編集者は若い女性,映画評論家には老人が多いけれど,こんな浮浪者までがと思ったら…。 |
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泉谷しげるさんでした(笑)。試写 室の外には戸田奈津子さんがいたし,最後に駆けつけてきたのは元ピンクレディのMIEちゃんですよ。 |
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それは残念,見逃してしまった。きっと,来日するトム・ハンクスにインタビューしたり,新聞広告では「私も感動で涙が止まりませんでした」な〜んて出てきますよ(笑)。で,あなたは? |
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いい映画でしたが,涙は出ませんでした。先に完全にストーリーを知っていたのは失敗ですよ。予備知識なしに観たら,もっと感動したと思います。 |
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  なんて妙な評価もそのためです。 よりは上だけど,  は乱発したくない。でも,いきなり観たら  だったかも知れません。 |
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主演のトム・ハンクスもいいですが,脇役が素晴らしかったですね。数十年後に回想する老人役もトム・ハンクスに似た俳優さんでした。
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監督が満点のキャスティングができたというだけあって,ミスキャストはなかったですね。強いて言えば,悪役のウォートンが原作よりやや線が細かったかな。
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私は,ブルータル役のデヴィッド・モースが大好きなんです。彼のはまり役だし,トム・ハンクスとの目と目の演技も見事で,それだけで最高でした。
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看守チームも囚人たちも個性的に描けてましたね。だけど,魅力的なのは男ばっかり。女性は,オバサンとお婆さんの計3人で,もう少し若いギャルを出してサービスしてくれればいいのに…(笑)。
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ハハハ,そうでしたね。でも『ショーシャンクの空に』にも女性はいませんでしたよ。
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まだ,独房の壁に官能的美女(L・ヘイワース等)のポスターが貼ってありました(笑)。
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J・コーフィ役もピッタリの役者さんを連れてきましたね。そんな大きい人いないでしょうから,『マイティ・ジョー』みたいに,ディジタル処理で大きくしてはめ込むのかと想像していました(笑)。
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実物もかなりの大男だそうですが,映画の中ではもっと大きく見せていました。 |
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全身を見せなかったり,工夫してましたね。 |
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ネズミの99%は実物とのことですが,1匹ではなく,個々の演技をする数十匹を使い分けたそうです。 |
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残る1%はどこなんですか? |
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多分踏みつけられ,血を流しながら喘ぐシーンがそうでしょう。CGでなくパペットだと思います。99%というのはたとえで,エンドロールにはパぺッターの名前が何人もあったから,もう少し使われていたと思います。 |
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SFXは控えめでしたが,もっと使うとしたらどこですか? |
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老婦人の病気が治る場面 。私なら,病人の顔から元気な顔へゆっくりとモーフィングを使います。 |
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なるほどねぇ。でも,この淡々とした描き方にも好感がもて,3時間8分が全く長く感じませんでした。『マグノリア』の3時間とは大違いです。 |
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いえいえ,私には長かったです。始まるまでにたっぷりソフトドリンクを飲んだでしょう。開演直後からトイレに行きたくて,3時間ひたすら耐えました(笑)。辛かったの何の…。 |
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パーシーのようには,お漏らしできませんね。 |
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尿路感染症ではないけれど,「J・コーフィよ,私も助けてくれ!」と祈っていました(笑)。[この部分は,映画を見終わってから読み直して下さい:-)] |