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『X-MEN2』
これは最初から1枚ものだけに,特典映像も少ない。未公開シーン,予告編の他に,約23分の一般メイキングビデオだけだ。これはFox TVの「ミュータントのすべて」と題した特番で,中身も典型的な特番スタイルの映画紹介だ。15分,18分あたりから少しVFXとアクションの解説がある。竜巻とBAMF効果に関してだが,これだけ上質のVFXを使っているのなら,もっと丁寧で充実した解説を入れて欲しいものだ。 |
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『レッド・ドラゴン』
もともと本編にVFXの出番はわずかしかなかったのに,Disc 2には「視覚効果」なる項目があった。さして語るほどではないVFXメイキングが,各約4.5分で8週類,特に解説もなく列挙されている。なるほどと思うのは,ミスターDの入れ歯シーンくらいだ。「レクターのシャツの血」「割れた鏡」「受話器消し」はCGを使わなくても描けるシーンで,「ワイヤーやクルー消し」「クラハム邸の外観」(昼の光景を夜に見せる)はあえて特典映像で語るほどの技術でない。こういう映画にも,日常茶飯事のようにディジタル加工(画像処理)が使われているという「今では当たり前」事例集にはなっている。 |
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『シカゴ』
2枚ものだが,特典映像として入っているのは普通のメイキング(28分余),TVの特番などだけだ。もともとVFXは時代を描くのにほんのわずか使われただけで,予想通り全くその解説はなかった。この映画をもう一度観たかったからDVDを買ったまでで,責める気はない。「ビハインド・ザ・シーン』のレコーディング風景,撮影風景などが入っていて,キャサリン・ゼタ=ジョーンズのセクシーな表情での録音風景.舞台を縦横に踊りまくる様にぞくぞくする。特典映像としては許せる。
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『ザ・コア』  
2枚組にしては特典映像がやや少な目(全51分)だが,未公開シーンの監督解説と通常のメイキング(約11分)の他にSFXの舞台裏(約19分)があった。5つのパートに分かれていて,本映画時評で取り上げたシーンが解説されている。VFXスーパバイザのグレッグ・マクマリーが語るPreVizの価値が印象的だ。トラファルガー広場の鳩の重畳合成もローマのコロシアム爆発のメイキングもためになる。感心したのは金門橋の崩壊シーンで,かなり凝った視覚効果を使っていることが分かる。 |
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『ワイルド・スピード×2』
一般のメイキング(約10分)には技術的話題は皆無だった。「メイキング:カーアクション」(約5分)では,クライマックスのカージャンプ・シーンの制作過程が語られている。CGによるPreViz,グリーンバックでのアップのシーン,クレーンやワイヤーの利用等,技術的新規性はないが,それなりに面白い。ならば,他のレースシーンや市街地でのチェイス等のメイキングもまとめて見せてくれれば良かったのに。 |
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『トゥームレイダー2』 
2枚組。Disc 2には,「トレーニング」「ウェポン&ビークル」「スタント」などと並んで,「VFX」(約11.5分)があった。冒頭の水中シーンと後半の洞窟のシーンのメイキングが詳しい。ただし,長い割には中身がそう濃くないのが残念だ。 |
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