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『コララインとボタンの魔女 3D』  
BD版1枚もの。「メイキング」は全9項目あり,通しで見ると36分間だが,時間以上に中身は濃い。「収録現場にて」「パペット制作」「舞台装置」「パペットは生きている」など,正にストップモーションの制作過程を堪能できる。「視覚効果」は火と霧の追加合成の解説だ。炎はすべて1枚ずつ手で描いたというのに驚いた。ドライアイスを使った霧は,制作者の思い入れがたっぷりだ。「3D撮影の作り方」はミニチュアに対する3D撮影の工夫で,その専用装置も一見の価値がある。
「不気味な世界」(約5分)は,監督と美術担当者が,本作の不思議な世界の構想とデザインに関して語っている。BDだけの特典映像にしては,上記メイキングほどは面白くない。他には未公開シーンなど。
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『インビクタス/負けざる者たち』 
BD&DVDの2枚組で,勿論,特典はBDの方が多い。「撮影の舞台裏」に「モーガン・フリーマン‐マンデラとの出会い」(28分余)と「マット・デイモンの挑戦 :トップアスリートを演じる」(7分弱)があり,出演俳優が実在の人物と交流し,意気投合した様子が伺える。マンデラとの会見は一見の価値あり。雨中の準決勝や実在の刑務所での撮影等も見応えがある。VFX解説が全くないのは残念だが,短編ドキュメンタリー 「The Eastwood Factor」(約22分半)が大満足だ。クリント・イーストウッド監督の映画史で,懐かしの『ローハイド』,マカロニ・ウエスタン出演や,『ダーティ・ハリー』シリーズから近年の作品に至るまでの活躍を描く。
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『月に囚われた男』  
BDの1枚もの。「『月に囚われた男』ができるまで」(16分余)は,監督と主演俳優の語りが中心だが,特撮の舞台裏も紹介されている。初の長編作品にかける監督の情熱が感じられ,低予算ゆえの苦労話,気心の知れたスタッフとの一体感も心地よい。
「視覚効果について」(11分余)には,複数の話題が含まれている。モーション・コントロール・カメラを駆使した1人2役シーンの舞台裏は楽しい。ロボットの「ガーティ」は,CGと実物アームの併用で,火花は合成だという。月面や宇宙船内の描写には,ミニチュアとマット画が多用されている。いずれも丁寧な解説だ。
他にダンカン・ジョーンズ監督の短編『WHISTLE』(28分余)も入っていたが,今回は観る時間がなく,評価できない。後日,必ず観よう。
て終わりではなく,もう少し技術論が欲しかった。
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